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栃木市・神明宮

20171101

所在地:栃木県栃木市旭町26-3
参拝日:2017年10月11日

この日、歴史クラブの定例見学会で、午前中ガイドさんの案内で各所を見たあと、午後の自由行動の際に参拝した。

社号標と鳥居
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神明宮の由緒:
当社は勧請の因記詳ならずも中興改築の棟礼に、応永十壬寅年(第百代後小松天皇の御宇)九月十六日正遷宮、天照皇大神、祇園牛頭天皇とあり。
応永の頃は皆川紀伊守の所領にして、同家は藤原氏の系統なるにより其の最も尊崇する素盞鳴雄命を相殿に祭祀せるものなるべし。
爾来近郷榎本城の支配を受けしが、天正年間豊臣秀吉小田原城征伐の挙あるや、時の城主榎本藤四郎は北条氏に属せしめた宗家小山氏(現在の小山市)の居城小山城落城と共に榎本城も没落せりと旧記に見ゆ、
又大字栃木城内に皆川広照公の支城ありて神明宿なる小字あり、是当社の旧地なりしを天正十七已午年正月十六日現地に奉遷宮されたるものなり。
徳川氏天下に覇たるに及び、或は代官領となり、或は知行所となり幾多星霜を経て、御祭事は町奉行之を掌りて、社家之を執行し来たれり、
当社は明治五年に県社に列せられ、奉告は時の栃木県令鍋島幹之を行う。
同六年境内に於ける禁制の高札を下賜せらる。これ実に県下初めてのことである。

ちなみに「栃木」の地名はこの神社からであるという。
伊勢皇大神宮に倣って神明造りの社殿の屋根にある千木(ちぎ)が十本あることから、「十の千木」→「とちぎ」→「栃木」という地名がついたという話である。
千木は、もともと破風板をそのまま延ばしたもので、両端に二本ずつである。
しかし雨仕舞が悪いので、破風は屋根の下で留め、屋根の上に「飾り千木」を置いているのが普通。これだと確かに屋根に五組置くことは可能となる。
現在の本殿には4本しかないが、昔の社殿はそうなっていたのかもしれない。


鳥居の前に、文化15年(1818)奉納の狛犬が居た。
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参道
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神明宮の説明
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車止め
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車止めのすぐのところに、琴平宮奉献の石燈籠(亀田鵬斎揮毫)が壱基ある。
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龍と象の彫刻が見事だ。
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石燈籠に象の彫刻は初めて見たが、香川県の金刀比羅宮は、象頭山中腹に鎮座する神社であるので、そこから来ていると思われる。

手水舎
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参道両側に石灯篭が並ぶ。
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現在の拝殿は、中教院として全国的に展開された皇道宣布の強力な教化の施設として建立。
明治十五年一月内務省が神官の教導職兼務解除(神仏分離令)のため、中教院も閉鎖。廃院の元中教院を受入れ社殿として補修を加へ神明宮社殿として再建、現在に至っている。
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向背にある額には「盛哉」と書かれている。
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社額
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拝殿の中は見えなかった。
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本殿は明治十二年三月の地鎮祭に始り同十六年十月に竣工五年有余の年月をついやし総欅素木の神明造銅板葺の本殿として造営されたそうです。
拝殿もさることながら本殿も大きさを誇っている。
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主祭神は天照皇大神。
配神として素盞雄命、造化三神(天之御中主神、高御産巣日神、神産巣日神)を祀る。

神紋は「十六弁八重菊と右三つ巴の重ね」
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これが悩んだ。私が持っている家紋の辞典には載っていなくて、見たことがある形だが何だろうと悩んだ。
そのうち、栃木の地名の由来に思い至って、氷解した(笑)
「十+千木」である。
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社務所の前に、カラフルな茅の輪が置かれている。
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奏楽殿
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境内社
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中をのぞいて、涙がこぼれた。
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境内社は須賀神社、恵比須神社、大国主神社、魁稲荷神社、淡島神社、琴平神社、富士浅間神社、市姫神社、愛宕神社、小御嶽神社、松尾神社、福寿稲荷神社との説明だが、それが全部ここに押し込められているみたいだ。

明治政府の悪法「神社統合令」で、その地域の神社が一か所に集められたのだが、
普通は長い社に横に並べられて祀られている。
拝殿、本殿が立派なのに対して、対比的に気の毒に思われた。

ご神木の銀杏の木
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隣接南側は皇太子殿下御慶事記念として設置した、記念公園栃木市第二公園がある。

そちらに向かうと、まず小鳥の小屋がある。
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藤棚
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大きな池がある。
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社伝の裏にも、気持ちのいい水路が設けられていた。
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(了)


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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

石燈籠の下の部分の彫刻、いいですね! 加えて、象の彫刻とは! 象と言えば、文殊菩薩だったか、象に乗っている仏像をよく見かけますね。

神明宮って時々、見かけますが、あれ、普通の神社とどう違うのかと思って調べてみたら、伊勢神宮と関係があるものをそう呼んでいるようですね。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
伊勢神宮の社殿の様式を「神明造り」といい、
伊勢神宮からはじまった鳥居の形式を
「神明鳥居」と云います。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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