石楯尾(いわたてお)神社(延喜式内論社)/神奈川県相模原市

20171215

鎮座地:神奈川県相模原市緑区名倉4524
参拝日:2017年12月1日

この日は、歴史クラブの「関八州式内社めぐり」で相模国完結です。

入り口
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社号標が、いかにも楯を思わせるものだった。
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当社は延喜式記載の鎮座地である「高座郡」より外側(旧愛甲郡)に位置するが、当時は郡の範囲が北西部の相模川沿いまで伸びていたとする説もある。また、創建当初はいまの場所より僅かに西方の、甲斐国との国境(現在の山梨県との県境)により近い位置に鎮座していたと伝えられる。

旧来「エボシ岩」が礼拝対象であった。この岩と伝わるものが明治に入るまで当社の東方近辺にあったが、中央本線の鉄道建設工事の折に撤去されてしまった。また、この岩から見て当社は尾っぽの方(相模国の端であり、地形的には丘陵の端でもある)に位置するので、「石楯尾(いわたてお)」と呼ばれるようになったともいわれる。

応神天皇の御幸所で御造営があったとも伝えられ、天安元年(857年)、従五位下の神とし官社に預った事が文徳実録に記載されている国史所載社である。延喜式では式内小社に列した延喜式内社であるが三増合戦の禍を受け、永禄12年(1569年)社殿全部が火災にあい、古記録まで焼失した。

現在の社殿は享保9年(1724年)に建築されたものである。明治6年(1873年)、社格制定に際し郷社となる。1923年(大正12年)、神奈川県告示第26号により神饌幣帛料供進指定神社に指定され、1948年(昭和23年)には神奈川県神社庁の献幣使参向神社に指定された。

神社明細帳は元亀元年(1570年)に消失したとされ由緒がわからなくなっていたが、1942年(昭和17年)に神社明細帳の訂正が許可され、正式に式内社として国家から認められた。また戦後には、古文書によっても証明されたとされる。

桂川南岸に鎮座していることから、式内社調査報告では地形的に当社が式内社である可能性が高いとしている。また、文化5年(1808年)と翌年に神祇官から献上された幣帛が今に残っており、実際の証明物としても論社の中で最古のものである。

石段を上がる。
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随神門
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両方に、御幣が置かれている。
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神門をくぐると、枝が長く伸びて通せんぼをしているが、それをくぐる。
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手水舎
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拝殿の前に、狛犬が居る。
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昭和3年奉納の、江戸流れ尾型。
通常と異なり、右側が吽形、左側が阿形となっている。
吽形に付いている子獅子が仰向けで鞠と戯れているデザインが良い。
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拝殿
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社額
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拜殿内部
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拝殿の三方に彩色された彫刻があり。
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拝殿、幣殿、本殿
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本殿は、ガラスの覆い屋で囲まれている。
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ご祭神:
主祭神は石楯尾大神。
配祀は、事代主神、日本武尊、護良親王、木花開耶姫命、保食神、天村雲命、中筒男命、天児屋根命、火産靈神、埴山姫命、水波能売神、菊理姫命

神紋は、「右三つ巴」
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境内社:
祖霊社、浅間神社(木花之佐久夜毘売)、疱瘡神社(疱瘡神)、御嶽神社(蔵王権現)、日月両宮(天照大神、月読大神)、蔵祖神社(不明)、天満天神(菅原道真公)、春日神社(春日神)
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ご神木の二本杉
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神社の境内地は崖の上で、下には桂川が流れている。
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対岸に長い滝があるが、境内地が藪になっていて、滝の全景を見渡すことができなかった。
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これで、当神社の参拝を終え、海老名市の有鹿神社に向かった。



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写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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