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地蔵菩薩庚申塔&聖観音庚申塔/新宿区・観音寺

20171227

所在地:東京都新宿区西早稲田1-7 観音寺境内
撮影日:2017年12月12日

地下鉄東西線「早稲田」駅から、早稲田大学構内に入っていき、大隈講堂の前に出ます。
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それから一号館の横を入っていき、一号館の建物が切れたところに観音寺はあります。
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門を入ると、右側に石仏が並んでいる。
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その中で、最も左と、一つおいた二基が庚申塔です。

年代順に番号をつけると、
①地蔵菩薩庚申塔 寛文4年(1664)
②聖観音庚申塔 寛文7年(1667)
171227kannon04.jpg


当初は、庚申信仰に従来の石仏を用いていましたが、「三尸虫」の伝説と「伝尸病(結核)」が「尸」つながりで結びつき、伝尸病(結核)に効験があるという青面金剛を主尊に祀るようになりました。

今回は、①と②を一緒に載せます。

地蔵菩薩庚申塔
この庚申塔は、新宿区登録文化財になっています。
171227kannon05.jpg


塔身:舟形光背型
主尊:地蔵菩薩
日月:なし
脇侍:なし
造立年代:寛文4年(1664)
高さ:124cm

全景
171227kannon06.jpg


171227kannon07.jpg


右側に「奉侍庚申三年一座為逆修佛果菩提」と刻み、左側に「寛文四甲辰三月吉日」「武州豊嶋郡戸塚村」と刻まれている。

全身
171227kannon08.jpg


良いお顔をしている。
171227kannon09.jpg


聖観音庚申塔

塔身:舟形光背型
主尊:聖観音
日月:なし
脇侍:なし
造立年代:寛文7年(1667)
高さ:86cm

全景
171227kannon10.jpg


171227kannon11.jpg


右側に「奉侍庚申供養現世伍諸為佛果菩提也」と刻み、左側に「寛文七丁未年十二月五日」「武州豊嶋郡牛込戸塚村」と刻まれている。

宝冠の正面に化仏を戴き、聖観音であることがわかる。
171227kannon12.jpg


171227kannon13.jpg


問題は③だが、これについて調べてみると、
「青面金剛坐像庚申塔」とする資料と、「弁財天」だとする資料がある。
それで私なりに考察してみた。
頭部は、宝冠に宇賀神とみたほうがぴったりくるが、これは弁才天の特徴。
顔は弁才天としたほうが適切な優しい顔だ。
残念なのは、中央の左手である。これがショケラを提げていれば青面金剛だし、これが宝玉を手にしていれば弁財天である。しかし欠落してしまっている。
銘文に「奉庚申待」などの字が見当たらない。
三猿とか鶏とか邪鬼も見当たらない。
青面金剛なら、私にとって唯一の「坐像」であり、捨てがたいのだが、
以上の観察から、これは「弁才天」であると判断した。



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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

早稲田大学ですか、ううん、ここも校内には入ったことがありません。考えてみれば、通っていた中央大学以外に入ったことがあるのは、北海道大学位ですね(と言っても、大学受験で教育大学や青山大学は入ったことがありますが)。あ、北海道大学はポプラ並木の撮影のためです。

さて、庚申塔ですが、やはり、私にとっては、庚申塔って、3匹の猿がいないと庚申塔と言う感じがしませんね。案内板がなければ、地蔵尊だと思ったと思います。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
普通は、そうですよね。
三猿とか青面金剛が庚申塔らしいです。
庚申信仰を追求している立場とすれば、
どこまで遡れるのかな、という関心から
追いかけていますが。
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四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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