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青面金剛庚申塔①/文京区・大円寺

20180112

所在地:東京都文京区向丘1-11-3  大円寺境内
撮影日:2016年4月16日

ここには、地下鉄三田線「白山」駅から5分だが、旧中山道に面していて、この日は中山道を日本橋から歩いている途中に立ち寄った。

この寺は、『金龍山 大円寺』と号する曹洞宗のお寺で、上州茂林寺十二世久山正雄大和尚(寛永7年1630年寂)を開山として、石河土佐守勝政が開基となり、神田柳原に慶長2年(1597)創建、慶安2年(1649)当地へ移転したといいます。
八百屋お七放火事件の元になった火事の火元がこの『大円寺』です
火炙りの刑に処されたお七を不憫に思ったお地蔵さまが熱した焙烙(ほうろく)を頭に載せて焼かれる苦しみに耐えたという『焙烙地蔵尊』があります。

焙烙地蔵尊堂
180112dai01.jpg


このお堂の前に、庚申塔が三基置かれています。
かっては、本郷追分一里塚にあったものだとの情報がありますが、三基全部がそうなのか、確かでありません。

今回は、向かって左側二基の青面金剛庚申塔の内、右側のものです。
180112dai02.jpg


180112dai03.jpg


塔身:角柱型
主尊:一面六臂青面金剛
日月:浮き彫り、瑞雲付き
主尊の特徴:一面六臂、光背、顔は磨滅して不明
本手:剣とショケラ
他の手が持つ法具:法輪(?)、弓、矢、三叉矛
脇侍:左向一邪鬼、二鶏、三猿
造立年代:元文5年(1740)

銘文
「維時元文五庚申十二月吉日」
「七福明王 金龍山大円禪寺」
180112dai04.jpg


全体像
180112dai05.jpg


日月と瑞雲
瑞雲が、何枚もの布を重ねたような複雑な形をしている。
180112dai06.jpg


本手は「剣とショケラ」であることが辛うじて判る。詳細は磨滅がひどくて判らない。
180112dai07.jpg


他の手の持つ法具は、法輪、弓、矢、三叉矛と判る。
180112dai08.jpg


踏まれている邪鬼は顔が磨滅しているが、身体はわりと良くわかる。
青面金剛の足元左右に鶏が二羽。
180112dai09.jpg


三猿は、顔とか手足の詳細がよく判り、姿勢も動きのあるもので、良い三猿の彫刻だと思う。
180112dai10.jpg


この庚申塔は、各所で磨滅、欠落がひどいが、唯一大きな収穫は「三猿」である。
容子がはっきりしていて、姿勢も動きがあり、とても良い三猿だ。



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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

全体の写真を見ると、やはり、三猿の所に目が行きますね。

銘文ですが、五大明王とか八大明王とかは聞いたことがありますが、七福明王と言うのは初めて聞きました。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
「七福明王」で検索をかけると、「七福不動明王」というのが、
あるらしいんですが、それが良くわかりません。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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