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青面金剛庚申塔②/文京区・大円寺

20180117

所在地:東京都文京区向丘1-11-3  大円寺境内
撮影日:2016年4月16日

ここには、地下鉄三田線「白山」駅から5分だが、旧中山道に面していて、この日は中山道を日本橋から歩いている途中に立ち寄った。

この寺は、『金龍山 大円寺』と号する曹洞宗のお寺で、上州茂林寺十二世久山正雄大和尚(寛永7年1630年寂)を開山として、石河土佐守勝政が開基となり、神田柳原に慶長2年(1597)創建、慶安2年(1649)当地へ移転したといいます。
八百屋お七放火事件の元になった火事の火元がこの『大円寺』です
火炙りの刑に処されたお七を不憫に思ったお地蔵さまが熱した焙烙(ほうろく)を頭に載せて焼かれる苦しみに耐えたという『焙烙地蔵尊』があります。

焙烙地蔵尊堂
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このお堂の前に、庚申塔が三基置かれています。
かっては、本郷追分一里塚にあったものだとの情報がありますが、三基全部がそうなのか、確かでありません。

今回は、向かって左側二基の青面金剛庚申塔の内、左側のものです。
180117dai02.jpg


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よほど良い石を使用しているとみえ、ほとんど磨滅や欠落が無く、極めて良好な形を保っている。

塔身:駒型
主尊:一面六臂青面金剛
日月:浮き彫り、瑞雲付き
主尊の特徴:一面六臂、髪火焔、頭に蛇、三眼
本手:剣とショケラ
他の手が持つ法具:法輪、弓、矢、三叉矛
脇侍:正面向一邪鬼、二鶏、三猿
造立年代:天明4年(1784)

銘文
向かって右側面に
「銘日」「金剛法力」「三尸蠲寧」
「庚申不睡」「現當願成」 「石經龍書」
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向かって左側に
中央 「青面金剛童子等身像」
右側 「天明四甲辰」(1784)「建立願主白山前」 
左側 「八月吉日 住吉屋五郎左衛門」 
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浮き彫りの日月と瑞雲。瑞雲は長くたなびいている。
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髪は火焔、頭の中央に蛇を載せる。
三眼で厳めしい顔をしている。
180117dai07.jpg


本手は、剣とショケラ
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ショケラは「半裸の女人」とされているが、これは腰巻一つの姿が明確にわかる。
私が見て来た中で、一番ショケラの姿がよくわかる秀逸なものである。
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他の手が持つ法具は、法輪、弓、矢、三叉矛
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青面金剛に踏まれている邪鬼も表情が良くわかる。
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青面金剛の足元左右に鶏が居る。
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三猿が彫られた台座は、塔身と違ってあまり良い石でないため風化が進んでいる。
正面に「聞かざる」、右に横向きの「見ざる」、左に横向きの「言わざる」
180117dai13.jpg


とにかく、この庚申塔は良好な姿が保たれていて、秀逸。
特にショケラを説明するときには、実例としてこれを見せることにしているほどである。



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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

確かに保存状態の良い庚申塔ですね。ただし、顔の辺りに横にヒビがあるところを見ると、大地震の時に倒れて割れてしまったのでしょうか。

この像で最も私の好みなのは邪鬼ですね。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
こういう状態の良いものが残っているから、
正しい姿がわかり、風化や欠落が進んでいるものも、
推測することができるようになります。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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