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青面金剛庚申塔/文京区根津神社③

20180510

所在地:文京区根津1丁目28−9根津神社境内
撮影日:2018年1月16日

根津神社については、既に記事があります。

その記事を見る


日本医科大学病院側の入り口から入ってすぐの、乙女稲荷参道の脇にあります。
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6基の庚申塔が背中合わせに、6面体を形づくって置かれている。
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この文京区教育委員会のふった番号順に、今回は③を載せます。
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銘文
角柱の向かって右側の側面には、「奉造立庚申塔爲二世安樂」と刻まれ、その両側に「元禄五 壬申 五月十一日」と刻まれている。
角柱の向かって左側には「南無阿弥陀佛」と刻まれている。
庚申信仰と仏教の習合である。
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塔身:唐破風笠付角柱型
主尊:三面六臂青面金剛
日月:瑞雲付き
主尊の特徴:一面六臂、髪火焔、髑髏の首輪
本手:剣とショケラ
四手が持つ法具:輪宝、弓、矢、三叉矛
脇侍:邪鬼か猿、二鶏
造立年代:元禄5年(1692)
高さ:135cm

青面金剛全身
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日月は瑞雲付き
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一面六臂、髪火焔、髑髏の首輪
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首輪は、明確ではないが、
『陀羅尼集経(だらにじっきょう)』の「大青面金剛呪法大呪法」に書かれた像容は、 「四本の手で向って左は上の手に三叉の矛を、下の手に棒を持ち、右は上の手に輪宝を、下の手に羂索(縄)を持つ。身体は青色で口を開き、牙を出し、三眼で頭に髑髏をいただき、髪は火焔のように逆立ち、頚に大蛇を掛け、両腕に二匹の龍、腰と両足に二匹の蛇がまといつき、持った棒にも蛇がまといつく。腰には虎の皮を巻き、髑髏の首飾り・胸飾りをつけ、両足で一匹ずつ鬼を踏む。」となっているので、
髑髏の首輪と見るのが順当。

六臂については、損傷が激しくて明確ではないが、
本手は、剣とショケラ。
右手に持つものは先端が欠けて笏のように見えるが、先端の欠けた剣と見た。
左手はショケラのように見える。
ショケラを嫌って削ってしまったのか。
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普通は邪鬼を踏みつけているが、邪鬼というよりも猿に見える。
よく三猿が配置されているのだが、猿を踏みつけるのはどうかなあ・・・・・と考えた。
思い至ったのは、三尸虫が天帝に告げ口をしに行くのを防ぐのが庚申信仰である。
「庚申の夜=猿、三尸虫=猿を踏みつける」と解釈できるのでは。
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その下に二鶏が配され、その下には施主と思われる人々の名が刻まれている。



「庚申塔の探訪記事一覧」に飛ぶ



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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

私は見たことはないのですが、地下鉄「護国寺駅」近くの「護国寺」には3匹の猿の頭に石が乗っけられている庚申塔があるそうです。

http://shibajiro.blog.fc2.com/blog-entry-28.html

これ、青面金剛が乗っているのではないですが、それでも、似た例はあるようです。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
護国寺の庚申塔は、写真で見て知っていました。
そろそろ撮りに行こうかなと思っていました。
本当に、色々な像容があるので、楽しいです。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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