登立(のぼりたて)天満宮
20180730
鎮座地: 〒869-3601 熊本県上天草市大矢野町登立8742−1
参拝日:2018年7月19日
九州旅行の三日目、娘の暮らす朝天草下島を出発、食場(じきば)神社に参拝してから、天草上島を経て、大矢野島まで来て、登立天満宮に寄りました。
ここには、珍しくも「出雲構え型」の狛犬があることがわかっていたから。
熊本から延びる宇土半島を離れて最初に渡る島が大矢野島です。
領主のキリシタン大名小西行長が滅亡の後、当地の領民は後任者の苛政と弾圧に苦しみ、ついに寛永14(1637)年に蜂起しました(島原・天草の乱)。この乱は宗教戦争の色合いも強く、一揆軍の総大将はクリスチャンで当時16才の美少年、天草四郎時貞でした。
その四郎の出身地が、ここ大矢野島であると聞きました。
近くの駐車スペースに車を停めて、正面の石段を上がります。

一の鳥居をくぐると、最初の狛犬が居る。
明治35年奉納の「出雲・構え型」狛犬。

右側に阿形獅子。角あり。



角が立派なのと、ワニみたいに口が裂けていて、かなり獰猛な感じです。
たいてい口が大きいのが、この辺の特徴。


大きく上げた尻に立派なシンボルが。

左が吽形獅子。こちらにも角あり。




こちらのは、尾が立派。

〇舟つなぎの木


推定樹齢は約400年~450年といわれている。


現在は、このような位置になっている。

二の鳥居前に、二組目の狛犬が居る。
昭和11年奉納の「天草型」

台座には、昭和11年奉納、「満州国 安東市」とある。


右が通常と逆で吽形獅子。


この鼻ヒゲは、熊本地方に多いようです。

左側が阿形獅子。



暑いさなか、この長い石段を上がるのにカミさんたちは悲鳴を上げていた(笑)

石段の上の神門

手水舎

手水鉢の可愛い龍と、仏様?
もしかしたら神仏習合の名残かもしれない。

拝殿まで、真っ直ぐな参道。

由緒書き

拝殿の前に三組目の狛犬が居る。
昭和三十年奉納の「玉取り型」狛犬。

右が通常と逆の吽形で、玉取り獅子。




左側が阿形獅子。




拝殿

拝殿内部

大きく立派な本殿でした。

天満宮らしく、牛が四頭も奉納されていた。
社殿左側手前の一頭目


社殿左側奥に、暑さにへばった二頭目(笑)


社殿右側手前の三頭目


社殿右側奥の、ピカピカの新しい四頭目

これで参拝を終え、熊本に出ました。
水前寺成趣園を見学したかったのですが、時間が無くてカット。
お昼は、九州自動車道に乗ってから熊本SAで、麺が春雨の「太平燕(たいぴーえん)」を初めて食べました。
美味しかった。
一路、宗像大社辺津宮を目指しました。
「神社巡拝」に飛ぶ
「お気に入りの場所」に飛ぶ
参拝日:2018年7月19日
九州旅行の三日目、娘の暮らす朝天草下島を出発、食場(じきば)神社に参拝してから、天草上島を経て、大矢野島まで来て、登立天満宮に寄りました。
ここには、珍しくも「出雲構え型」の狛犬があることがわかっていたから。
熊本から延びる宇土半島を離れて最初に渡る島が大矢野島です。
領主のキリシタン大名小西行長が滅亡の後、当地の領民は後任者の苛政と弾圧に苦しみ、ついに寛永14(1637)年に蜂起しました(島原・天草の乱)。この乱は宗教戦争の色合いも強く、一揆軍の総大将はクリスチャンで当時16才の美少年、天草四郎時貞でした。
その四郎の出身地が、ここ大矢野島であると聞きました。
近くの駐車スペースに車を停めて、正面の石段を上がります。

一の鳥居をくぐると、最初の狛犬が居る。
明治35年奉納の「出雲・構え型」狛犬。

右側に阿形獅子。角あり。



角が立派なのと、ワニみたいに口が裂けていて、かなり獰猛な感じです。
たいてい口が大きいのが、この辺の特徴。


大きく上げた尻に立派なシンボルが。

左が吽形獅子。こちらにも角あり。




こちらのは、尾が立派。

〇舟つなぎの木


推定樹齢は約400年~450年といわれている。


現在は、このような位置になっている。

二の鳥居前に、二組目の狛犬が居る。
昭和11年奉納の「天草型」

台座には、昭和11年奉納、「満州国 安東市」とある。


右が通常と逆で吽形獅子。


この鼻ヒゲは、熊本地方に多いようです。

左側が阿形獅子。



暑いさなか、この長い石段を上がるのにカミさんたちは悲鳴を上げていた(笑)

石段の上の神門

手水舎

手水鉢の可愛い龍と、仏様?
もしかしたら神仏習合の名残かもしれない。

拝殿まで、真っ直ぐな参道。

由緒書き

拝殿の前に三組目の狛犬が居る。
昭和三十年奉納の「玉取り型」狛犬。

右が通常と逆の吽形で、玉取り獅子。




左側が阿形獅子。




拝殿

拝殿内部

大きく立派な本殿でした。

天満宮らしく、牛が四頭も奉納されていた。
社殿左側手前の一頭目


社殿左側奥に、暑さにへばった二頭目(笑)


社殿右側手前の三頭目


社殿右側奥の、ピカピカの新しい四頭目

これで参拝を終え、熊本に出ました。
水前寺成趣園を見学したかったのですが、時間が無くてカット。
お昼は、九州自動車道に乗ってから熊本SAで、麺が春雨の「太平燕(たいぴーえん)」を初めて食べました。
美味しかった。
一路、宗像大社辺津宮を目指しました。
「神社巡拝」に飛ぶ
「お気に入りの場所」に飛ぶ
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コメント
No title
四季歩さん、こんにちは
明治35年奉納の狛犬、いいですね。この手の頭の位置の方が低いの、あまり見かけませんが、豊島区立目白庭園の近くにある民家の祠みたいな神社にある狛犬、瓦製ですが、このような形でした。
明治35年奉納の狛犬、いいですね。この手の頭の位置の方が低いの、あまり見かけませんが、豊島区立目白庭園の近くにある民家の祠みたいな神社にある狛犬、瓦製ですが、このような形でした。
matsumoさん
コメントありがとうございます。
これは「出雲型」と云って、出雲地方にしか
見られない型です。
たまに他の地方で見つかります。
私が知ってるのは、富山県高岡市に一つあります。
出雲地方以外では、私は二件目です。
これは「出雲型」と云って、出雲地方にしか
見られない型です。
たまに他の地方で見つかります。
私が知ってるのは、富山県高岡市に一つあります。
出雲地方以外では、私は二件目です。