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天草・登立天満宮の出雲型狛犬

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所在地: 熊本県上天草市大矢野町登立8742−1 登立天満宮 一の鳥居
参拝日:2018年7月19日

九州旅行の三日目の朝、娘の暮らす天草下島を出発、食場(じきば)神社に参拝してから、天草上島を経て、大矢野島まで来て、登立(のぼりたて)天満宮に寄りました。
ここに、珍しくも出雲型の狛犬が居ると知ったので。

登立天満宮については、既に記事があります。

その記事を見る


今回の狛犬は、道路から最初の石段を上がった一の鳥居に居ます。
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年代:明治35年(1902)奉納
材質:石造
型式:出雲・構え型

右側が阿形。巻き毛のたてがみが横に長く流れており、獅子。角あり。
前足を伏せ、尻を高くかかげている。後足が異常に長いので背中が垂直に近い。
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顔を水平にもたげて、背中が垂直に近く反っているので、角が当たりそうになっている。
耳は後ろに伸び、太い眉が横に流れ、眼は怒っている。
鼻が高い。
ワニのような口が大きく裂け、口を心もち開けて、尖った乱食い歯が実に迫力ある。牙もしっかりある。
尖った房状の顎鬚(あごひげ)が並んで居る。
今にも跳びかかってきて、噛みつかれそうな迫力だ。
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左側が吽形。巻き毛のたてがみが横に長く流れており、獅子。角あり。
前足を伏せ、尻を高くかかげている。後足が異常に長いので背中が垂直に近い。
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顔を水平にもたげて、背中が垂直に近く反っているので、角が当たりそうになっている。
耳は後ろに伸び、太い眉が横に流れ、眼は怒っている。
鼻が高い。
ワニのように口が大きく、口を閉じているが、尖った乱食い歯をむき出している。
尖った房状の顎鬚(あごひげ)が並んで居る。
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前足を伏せ、尻を高くかかげている。後足が異常に長いので背中が垂直に近い。
体毛の表現はほとんど無く、背筋に一列たてがみと、前足と後足にわずかに走り毛の表現があるくらい。
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尾の形が阿吽で異なり、性別の表現もある。
阿形
尾は吽形に比べると小さくて、欠落しているんじゃないかと思う。
立派なオスのシンボルがある。
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吽形
尾は、巻き毛が二段にあり、そこから大きな炎が二本立ち上がっている。
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この狛犬の特徴は、「出雲・構え型」であること。
この地が、昔から出雲地方と海運でつながりがあったのだろう。
島根地方の「出雲・構え型」と比較すると、この狛犬はワニのような荒々しい顔が特徴。
両方に角があるのも珍しい。
雌雄の表現も、実におおらかにされている。



狛犬の記事一覧を見る



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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

この形の狛犬、都区内ではあまり見かけませんね。でも、そこかで見かけた筈と思って、調べてみたら、池袋駅から目白庭園に行く途中の民家の敷地内に石祠があり、その前に小さなものですが、置かれていたことを思い出しました。

後、上中里駅近くの「平塚神社」の狛犬も、これほど極端ではないですが、頭を低くした攻撃型だったと思います。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
平塚神社のは、「獅子山」型ですね。
基本的に、「獅子の子落とし」の形なので、
下とか中腹に子獅子が居て、親獅子が
上からそれを見守っています。
下を覗き見下ろしている体勢ですね。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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