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玉作湯神社の出雲構え型狛犬

20181215

所在地:島根県松江市玉湯町玉造508 玉作湯神社参道石段途中
撮影日:2015年11月14日

この時の島根県の旅行で、「出雲構え型」には、熊野大社、須賀神社、揖夜神社でも見ましたが、その中で一番古い狛犬です。

出雲地方では、後ろ脚を跳ね上げたり、腰を大きく浮かし前脚をかがめ、今にも飛びかかろうとする躍動的な狛犬が作られました。これを「出雲・構え型」といいます。

玉作湯神社については、既に記事があります。

その記事を見る


今回の狛犬は、参道のちょっと長い石段の途中にあります。
181215tama01.jpg


年代:文政5年(1822)奉納
材質:石造(来待(きまち)石)
型式:出雲・構え型

来待石とは、島根県宍道町来待地区に算出する石で、1400万年前に形成された凝灰質砂岩のこと。
この細工しやすい石は古くから灯籠や狛犬などの石造物の材料として重宝されましたが、凝灰質砂岩なので脆いのが難点。出雲狛犬は風化が早く、今日では完全な姿を見られるもののほうが少ないくらいです。

参道の石段から、ちょっと離れて置かれているので、一方向からしか写真が撮れなかった。

右側が阿形獅子。
前足を折り、腰を高くして、今にも跳びかかりそうな姿勢をしている。
181215tama02.jpg


181215tama03.jpg


長い耳は垂れ、眉と目はよくわからないが、吊り上がっている感じ。
鼻は獅子鼻で大きい。唇のたわみが大きく、開いた口に乱杭歯が目立つ。牙もわかる。
豊かな顎髭が、真ん中で分かれて、何段にも流れている。
181215tama04.jpg


左側が吽形獅子。
前足を折り、腰を高くして、今にも跳びかかりそうな姿勢をしている。
181215tama05.jpg


181215tama06.jpg


耳は垂れ、眉と目はよくわからないが、吊り上がっている感じ。
鼻は獅子鼻で大きい。閉じた口の唇のたわみが大きく歯はまったく見えない。
豊かな顎髭が、真ん中で分かれて、何段にも流れている。
181215tama07.jpg


尾は、一方向からしか見られないので詳細は不明だが、豊かな毛の尾が真っ直ぐに立っている。
181215tama08.jpg



出雲・構え型の初出だが、写真を一方向からしか撮っていないもので、情報が不足しているが、構え型の特徴はよくわかる。
今にも跳びかかりそうな迫力があって、好きなタイプである。



狛犬の記事一覧を見る



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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

この狛犬、都区内だと神田明神や平塚神社の獅子山の狛犬と似ている感じですね。

それにしても、この狛犬。湿度が高いのか、あるいは、石がザラザラしているのか、結構、苔が生えていますね。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
獅子山の狛犬と似ていますが、獅子山は基本的に
「獅子の子落とし」を表現しているので、上に居る獅子は
下に居る子獅子を覗き込んでいる姿勢です。
この狛犬に使用している石は、「来待石」という砂岩です。
なので密度がとても低いです。
その上島根県は、とても湿度が高いので、このように
なってしまうんですね。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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