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布忍富鳥鳴海神(ぬのしとみとりなるみのかみ)/日本の神々の話

20190128

『古事記』にしか登場しない。

「大国主神」の巻、「大国主神の神裔」の段
(前略)
大国主神が、八嶋牟遅神(やしまむぢのかみ)の神の娘の鳥耳神(とりみみのかみ)を娶り生んだ御子は、鳥鳴海神(とりなるみのかみ)です。
この鳥鳴海神(とりなるみのかみ)が、日名照額田毘道男伊許知邇神(ひなてるぬかたびちをいこちにのかみ)を娶り生んだ御子は、国忍富神(くにおしとみのかみ)です。
この国忍富神(くにおしとみのかみ)が、葦那陀迦神(あしなだかのかみ)またの名は八河江比売(やがはえひめ)を娶り生んだ御子は、速甕之多気佐波夜遅奴美神(はやみかのたけさはやじぬみのかみ)です。
この神が、天之甕主神(あめのみかぬしのかみ)の娘の前玉比売(さきたまひめ)を娶り生んだ御子は、甕主日子神(みかぬしひこのかみ)です。
この甕主日子神(みかぬしひこのかみ)が、淤加美神(おかみのかみ)の娘の比那良志毘売(ひならしびめ)を娶り生んだ御子は、多比理岐志麻流美(たひりきしまるみのかみ)です。
この多比理岐志麻流美(たひりきしまるみのかみ)が、比比羅木之其花麻豆美神(ひひらぎのそのはなまづみのかみ)の娘の活玉前玉比売神(いくたまさきたまひめのかみ)を娶り生んだ御子は、美呂浪神(みろなみのかみ)です。
この美呂浪神(みろなみのかみ)が、敷山主神(しきやまぬしのかみ)の娘の青沼馬沼押比売(あをぬうまぬおしひめ)を娶り生んだ御子は、布忍富鳥鳴海神(ぬのおしとみとりなるみのかみ)です。
この布忍富鳥鳴海神(ぬのおしとみとりなるみのかみ)が、若尽女神(わかつくしめのかみ)を娶り生んだ御子は、天日腹大科度美神(あめのひばらのおおしなどみのかみ)です。
この天日腹大科度美神が、天之狭霧神(あめのさぎりのかみ)の娘の遠津待根神(とおつまちねのかみ)を娶り生んだ御子は、遠津山岬多良斯神(とほつやまさきたらしのかみ)です。

つまり、布忍富鳥鳴海神(ヌノオシトミトリナルミ神)は大国主(オオクニヌシ)の子孫の一人。
父親は美呂浪神(ミロナミ神)で、母親は青沼馬沼押比売(アオヌウマヌオシヒメ)。
妻が若尽女神(ワカツクシヒメ神)。
子供が天日腹大科度美神(アメノヒバラオオシナドミ神)。

日本人は異界から神がやってきて、それは田畑に宿って穀物が育つと考えていました。
どうやって異界からやってくるのかというと、「鳥に乗って」と考えていた地域がありました。出雲の神話に「鳥」が頻出するのはその辺りが関係しているわけです。
布忍富鳥鳴海神(ヌノオシトミトリナルミ神)の「トリナルミ」はおそらく、海を越えて渡り鳥が穀物霊を連れてくることを神格化した名前。

また、敷山主神⇒青沼馬沼押比売⇒布忍富鳥鳴海神をみると、山⇒沼⇒海となっていて、上から下への流れを描いていることも注目したい。



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