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稲城市・青渭神社の狛犬

20190201

所在地: 東京都稲城市東長沼1054 青渭神社参道
撮影日:2015年7月26日(日)

青渭(あおい)神社については、既に記事があります。

その記事を見る


狛犬は2組並んでいて、手前の狛犬は明治16年造立であり、今回の狛犬は拝殿に近い方のものです。
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この狛犬は、両方とも頭に大きな皿があり、形状から「カッパ狛犬」である。
品川の寄木神社のカッパ狛犬は、海苔漁をするときに灯明を灯して場所がわかるようにした、という伝承がある。
こちらの狛犬は、どうであろうか。
この地は多摩川の氾濫原であり、長く沼地であった。その為、かつては大沼明神、青沼大明神などとも呼ばれていた。水に関わりが深い土地であり、青渭神は水神であると考えられている。
水神とカッパは近い感じはするが、どうだろうか。
お皿に灯明を灯していたのか、頭にいつも水を溜めていたのか、だろう。

年代:文政13年(1830)
材質:石造
型式:カッパ型

右側の阿形獅子。蹲踞している。
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口を開いており、たてがみが巻き毛なので獅子。
頭には大きな皿がある。
風化が激しいので、細部はよくわからない。
後ろから見て、たてがみは短い。耳を伏せている。
頬の横に巻き毛が多い。顎鬚は控えめ。
歯や牙はわからない。
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左側の吽形獅子。蹲踞している。
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吽形の方は、それほど風化していなくて様子がよくわかる。
口を閉じており、たてがみが巻き毛なので獅子。
頭には大きな皿があり、たてがみは短い。
耳を伏せ、目はまん丸。眉は左右に大きな巻き毛。
頬髭は巻き毛が多い。顎鬚も巻き毛。
口を閉じ、歯列は見せない、牙をちょっと見せている。
丸っこい顔で、表情はほんやりと見つめている感じ。
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前足は直立、後足は蹲踞。両足の走り毛や甲にかぶさる毛があり、毛深い感じにしている。
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尾は中央に太く立ち、脇に大きな巻き毛が一つ、他が前に流れて前足の付け根に達している。
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年代は文政13年(1830)。
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阿形のほうの風化がすごいが、吽形のほうがさほどでなく様子がよくわかるので良かった。
頭が皿になっている狛犬は、燈明を灯していたのか、頭にいつも水を溜めていたのか、どちらにしても一生懸命神様に奉仕している感があり、小型で可愛らしい狛犬であることもあり、愛すべき存在である。



狛犬の記事一覧を見る



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Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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