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小被(おぶすま)神社(延喜式内社)/埼玉県大里郡寄居町

20190525

鎮座地:埼玉県大里郡寄居町富田1508
参拝日:2019年2月21日

この日は、個人的に取り組んでいる「武蔵国式内社めぐり」で寄居町に存在する式内社三社を巡拝しましたが、出雲乃伊波比神社に続いて、ここに参拝しました。

小被(おぶすま)神社の社叢
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情報では、以前は正面にこのような石段が無くて通れず、脇から入っていたようです。
今は正面から入れます。
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石段を上がると鳥居。
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社格:武蔵国男衾郡鎮座式内社、旧村社
御祭神
主神:瓊々杵尊、相殿:木花開耶姫命、相殿:彦火火出見尊
由緒:
富田邑は、第二十七代安閑天皇の朝、千四百七十年前郡家郷富田鹿(とみたろく)、塚越に居住せしに始り、富田鹿が郡内鎮護のため創祀せりと、伝承されている。

社伝によると、古代当社を奉斎した氏族は、安閑天皇の時代、当地の豪族であった富田鹿で、これが郡の地主神である小被神を祀り、一社を建立したとある。富田鹿の事跡は、現在明らかではない。

鎌倉期に入ると、当社は武蔵七党の猪俣党に属する男衾氏の崇敬を受けたといわれる。「武蔵七党系図」によると、猪俣時範の子、重任が当郡富田に移任し、男衾五郎と称した。また、その子の太郎もやはり富田に居住して无動寺氏と名乗った。両氏の館跡については、男衾氏が字堀の内、无動寺氏が字前塚越の現在の不動寺境内であると伝える。ちなみに、この不動寺境内の「大明神御下屋敷」と呼ばれる地は、当社の旧鎮座地であった。
 鎮座地の移転については、「武州男衾郡上下富田村与赤浜村境論之事」に次のようにある。天正年間(1573~92)、荒川の洪水により右岸にあった赤浜村は疲弊した。このため、当時この辺りを領していた鉢形城主北条安房守の臣、大久保氏が、赤浜村民に対岸の富田村馬草場を耕作地として与えた。ところは、その後、赤浜村民が富田村の村境を越えて土地を領有してきたので、富田村民は、江戸初期、当社を村境に移転し、境界を明らかにしたという。

ここで男衾氏が出てきたが、鎌倉時代に描かれた絵巻物『男衾三郎絵詞』を忘れてはならない。
鎌倉時代の武士の様子を生き生きと描いた逸品である。
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手水舎
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参道は真っ直ぐ、両側に樹がそびえる。
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社殿の前に、平成8年(1996)奉納の狛犬があり。
狛犬の特徴としては浪花型で、玉取り子連れ型。
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社殿は本殿も拝殿部分もすっぽり覆った覆い屋となっている。
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御祭神は、
主神:瓊々杵尊、相殿:木花開耶姫命、相殿:彦火火出見尊

当初、小被神を祀ったという情報があるが、この土地の地主神ということでいいだろう。

御神木
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社殿の左側に境内社が並んでいる。
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社殿に近い方からお参り。

富士浅間大神
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牛頭天王宮
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下郷内の宮社
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塚越稲荷神社
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谷津白山神社
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中郷愛宕神社
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伊勢原神明神社
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これらの境内社は、覗き込むと本来の社殿を納めた覆い屋であり、大事な社殿を守り継ぐことをきちんとされていて、感服しました。


これで参拝を終え、続いて鉢形城の近くにある「稲乃比売神社」に向かった。



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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

なるほど、ここは末社を含めて、全ての建物が覆い屋で覆われているのですか! 極めて珍しいと思います。

狛犬、前の下、鬼?を押さえているのも初めて見ました。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
大事にされているのは、結構なことですね。
ただ、私たちからすると、あまりうかがうことが
出来ないという、ちょっと悲しいことになりますが。

鬼ではなくて、小獅子です。
親がああいう顔なので、子供もああいう顔に
なるんですね(笑)
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四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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