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国宝「迎賓館赤坂離宮」

20190611

所在地:東京都港区元赤坂二丁目1番1号
訪問日:2019年6月6日

歴史クラブの行事として、団体で予約して見学しました。
ただし「和風別館」のほうは、すでに予約が殺到していて予約は取れませんでした。

迎賓館の建物は、東宮御所として1909年(明治42年)に建設された。鹿鳴館などを設計したお雇い外国人建築家ジョサイア・コンドルの弟子にあたる宮廷建築家片山東熊の設計により、元紀州藩の屋敷跡(明治6年宮城火災から明治21年の明治宮殿完成までの15年間、明治天皇の仮御所が置かれていた。)に建てられた。しかしそのネオ・バロック様式の外観があまりにも華美に過ぎたことや、住居としての使い勝手が必ずしも良くなかったことから、皇太子嘉仁親王(後の大正天皇)がこの御所を使用することはほとんどなかった。嘉仁親王が天皇に即位した後は離宮として扱われることとなり、その名称も赤坂離宮と改められた。

戦後、赤坂離宮の敷地や建物は皇室から国に移管され、国立国会図書館(1948–61年)、法務庁法制意見長官(1948–60年)、裁判官弾劾裁判所(1948–70年)、内閣憲法調査会(1956-60年)、東京オリンピック組織委員会(1961–65年)などに使用された。

その後国際関係が緊密化して外国の賓客を迎えることが多くなり、またそれまで迎賓館として使用していた東京都港区芝白金台の旧朝香宮邸(現・東京都庭園美術館)は手狭で随行員が同宿できないといった支障があったため、池田勇人、佐藤栄作の2代の政権下で政府部内で検討を重ねた結果、『旧赤坂離宮を改修し、これを外国賓客に対する迎賓施設に供する』ことが、1967年(昭和42年)に決定された。こうして5年の歳月と108億円(工費101億円、内装費7億円)をかけて、本館は村野藤吾、和風別館は谷口吉郎の設計協力により、田中角栄政権当時の1974年(昭和49年)3月に現在の迎賓館が完成した。新装なった迎賓館に迎えた最初の国賓は、1974年11月に現職のアメリカ合衆国大統領として初来日したジェラルド・フォードだった。

ついこの間、5月27日には、来日したトランプ大統領との日米首脳会談が迎賓館で行われた。

迎賓館の俯瞰図
下図で、下側が正門、本館の下が前庭、本館の上が噴水のある主庭となります。
私たち見学者は、右側にある「西門」から入り、荷物検査を受けた後、見学の前に噴水のところで記念写真を撮影してから本館に入り見学、見学後は前庭から中門を出て、正門の出口から出ました。
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噴水と本館
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噴水の下の縁石の四方に居るのは、鷲の上半身に下半身がライオンで翼をもつギリシャ神話に登場する伝説上の怪物「グリフォン」
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本館の遠景
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各所に国賓が植樹した樹があるが、これは米国のフォード大統領。
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本館を横から。
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西の側面
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出入り口の上部
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出入り口
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中は撮影禁止です。
資料から転載。

トランプ大統領と阿部首相が5月27日に会見をした「朝日の間」
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以前から見るのを楽しみにしていた、七宝の花鳥画のある「花鳥の間」
私は七宝画は、せいぜい一桁の数と思っていましたが、数の多いのに驚きました。
数えて見たら30枚ありました。
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この七宝は、明治大正期を代表する日本画家渡辺清亭の下絵を、濤川惣助が焼成したもの。
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時間が1時間半と、たっぷりあったのでじっくりとのんびり見ることが出来ました。
音声ガイドも利用しましたが、各間にガイドさんが居て、その説明もとても楽しかった。
意外と休憩できる場所があちこちにあって、助かりました。

現在も使用されているので、金の金具や鏡などが本当にピカピカで、素晴らしい空間だった。

集合時間に参加者が集まり、前庭から正門に向かいました。
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向かって右端の出入り口
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それから、ずーーっと歩いて行って左端まできた。
全景がカメラに納まらない(汗)
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左端の出入り口
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正面玄関
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正面玄関上部
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正面玄関下部
車寄せにある巨大な玄関ポーチは石造り。
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正面玄関のバルコニー上の屋根に日本の甲冑を形どった装飾が対をなし、中央に菊の紋章が飾られている。
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建物中央の頂部に戴く像は、鎧兜をまとった武者の姿。しかも、二体のうち一方は口を開け、もう一方は口を閉じている。狛犬と同様「阿吽(あうん)」を表した阿形像と吽形像なのである。

向かって左側の武者は口を開けている「阿形」
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向かって右側の武者は口を閉じている「吽形」
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屋根には金の星を散りばめた天球儀と翼を広げた金色に輝く霊鳥(鳳凰の一種)が4羽飾られています。
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見事な、巨大な植え込み。
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瀟洒な中門を出ます。
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途中で振り返る。
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中門と正門の中間にの左右に噴水あり。

本館に向かって右側の噴水。
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左側の噴水
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正門の門牆(もんしょう)
これも国宝です。
ダザインは、ベルサイユ宮殿をはじめとするフランス宮殿の門牆に倣ったもの。
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中央の上部には、金の菊の紋章があり。
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グッバイ、迎賓館。
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(了)


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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

えっ、ここ、国宝なのですか。第二次世界大戦後に改修されたと言うことだったら、修復ではないので、普通は国宝には入らないと思うのですが。

それにしても、内部は撮影禁止ですか! ううん、私のようなカメラマンには困ったことですね。

一時期、会社が赤坂にあり、健康のために運動する必要があったことから、毎日、四谷駅で降りて、この離宮の塀沿いに歩いて赤坂まで行っていました。

No title

四季歩さん
お久しぶりです。
私も3月初めごろに迎賓館を見学しました。
絢爛豪華なのに七宝の花鳥画などの繊細な愛らしさ。
白いレースのカーテンの細かい襞や1脚欲しくなる素敵な椅子など、
ハートを鷲掴みにされましたよ。
こんなすごい建物が日本にあるのですね。
単純に「日本て素晴らしい!」と思いました。
ぜひたくさんの人に見てもらいたいです。

コメントありがとうございます

matsumoさん
国宝に指定されているのは、何から何までもではなく、
旧東宮御所建物(本館)、正門、主庭噴水、主庭階段、衛舎
だそうです。
私も、内部撮影禁止はとても残念です。

Jさん
ご無沙汰しています。
お元気でいらっしゃいますか?
素晴らしいですよね。
のんびり見てまわれる雰囲気なのがよかったです。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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