倶利伽羅不動庚申塔/金乗院①
20190712
所在地:東京都豊島区高田2-12-39 目白不動尊金乗院境内
撮影日:2011年6月15日&2018年3月17日
目白不動尊金乗院については、「関東36不動めぐり」で参拝した際の記事があります。
その記事を見る
2011年に「関東36不動めぐり」で参拝した後、境内の庚申塔を全て撮影するため、再度2018年に訪れたので、両日の写真で紹介する。
境内には7基の庚申塔があり、今回は本堂の前に置かれた倶利伽羅不動庚申塔を紹介する。


倶利迦羅不動明王は不動明王の化身で、倶利迦羅とはサンスクリット語の「kulihah」に由来する。「福徳円満の黒い龍」を意味し、剣に黒龍が巻き付いた姿で現わす。
塔身:舟形光背型
主尊:倶利迦羅不動
日月:なし
脇侍:三猿
造立年代:寛文6年(1666)
高さ:130cm
全景


銘文は、右側に「寛文六丙午 向用願主」、左側に「二月九日辰」「敬白」、主尊の両側に「久松龍□」とある。

主尊は、剣を呑み込んでいる黒龍。
側面からの写真は、フェンスの影が映りこんでしまい、像がよくわからなくなってしまっている。


龍の顔は、堂々として威厳がある。

三猿は、右から「見ざる、聞かざる、言わざる」


倶利伽羅不動を主尊とした、珍しい庚申塔。
お寺の説明では、「青面金剛の化身」とある。
そういう言い方も出来るかもしれないが、庚申塔の歴史を考えると、
主尊は、初期は従来の諸仏(地蔵尊など)であり、それから三猿、青面金剛と変化している。
この庚申塔は初期の頃であり、不動信仰が強い土地柄から、この主尊を使ったのではないかと思われる。
三猿は、老猿を思わせる表情が良く残っていて、面白い。
使用している石が、伊豆石であろうか、良い石なので彫刻が鮮明に残っていて素晴らしい。
「庚申塔の探訪記事一覧」に飛ぶ
撮影日:2011年6月15日&2018年3月17日
目白不動尊金乗院については、「関東36不動めぐり」で参拝した際の記事があります。
その記事を見る
2011年に「関東36不動めぐり」で参拝した後、境内の庚申塔を全て撮影するため、再度2018年に訪れたので、両日の写真で紹介する。
境内には7基の庚申塔があり、今回は本堂の前に置かれた倶利伽羅不動庚申塔を紹介する。


倶利迦羅不動明王は不動明王の化身で、倶利迦羅とはサンスクリット語の「kulihah」に由来する。「福徳円満の黒い龍」を意味し、剣に黒龍が巻き付いた姿で現わす。
塔身:舟形光背型
主尊:倶利迦羅不動
日月:なし
脇侍:三猿
造立年代:寛文6年(1666)
高さ:130cm
全景


銘文は、右側に「寛文六丙午 向用願主」、左側に「二月九日辰」「敬白」、主尊の両側に「久松龍□」とある。

主尊は、剣を呑み込んでいる黒龍。
側面からの写真は、フェンスの影が映りこんでしまい、像がよくわからなくなってしまっている。


龍の顔は、堂々として威厳がある。

三猿は、右から「見ざる、聞かざる、言わざる」


倶利伽羅不動を主尊とした、珍しい庚申塔。
お寺の説明では、「青面金剛の化身」とある。
そういう言い方も出来るかもしれないが、庚申塔の歴史を考えると、
主尊は、初期は従来の諸仏(地蔵尊など)であり、それから三猿、青面金剛と変化している。
この庚申塔は初期の頃であり、不動信仰が強い土地柄から、この主尊を使ったのではないかと思われる。
三猿は、老猿を思わせる表情が良く残っていて、面白い。
使用している石が、伊豆石であろうか、良い石なので彫刻が鮮明に残っていて素晴らしい。
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コメント
No title
四季歩さん、こんにちは
ここ、目白不動で何回か、行ったが、境内のどこにあるのかわからなくて、四季歩さんに場所を教えていただいた場所ですね。
龍の石仏、あった記憶がありますが、そうか、あれも庚申塔だったのですね!
ここ、目白不動で何回か、行ったが、境内のどこにあるのかわからなくて、四季歩さんに場所を教えていただいた場所ですね。
龍の石仏、あった記憶がありますが、そうか、あれも庚申塔だったのですね!
matsumoさん
コメントありがとうございます。
このお寺には、場所柄ほんとうに
色々なものがありますね。
私は、何度もお邪魔して色々な
ものを撮らせていただきました。
このお寺には、場所柄ほんとうに
色々なものがありますね。
私は、何度もお邪魔して色々な
ものを撮らせていただきました。