武蔵御嶽神社境内・大口真神社の狛狼
20191026
所在地:東京都青梅市御岳山176 武蔵御嶽神社境内社・大口真神社前
撮影日:2014年7月12日
この狛狼は、大口真神社前に居る。
大口真神社は大口真神(御嶽神社の眷属である狼)を祭り、本社玉垣内にある。

年代:昭和14年(1939)
材質:石造
型式:他眷属型-狼
右側に阿形の狼。
蹲踞している。たてがみが長く肩から胸まで流れている。


耳を立て、眉も頬髯も流れてダイナミック。
目を怒らせ、歯が鋭く牙も大きくて、獰猛で威嚇している表情。


左側に吽形の狼。
蹲踞している。たてがみが長く肩から胸まで流れている。


耳を立て、眉も頬髯も流れてダイナミック。
目を怒らせ、口は閉じているが鋭い歯と大きな牙をむき出して、獰猛な表情で、こちらを注視している。


本来の狼の尾は筒状なのだが、この狛狼の尾は異なる。
三つの大きな炎が立つ尾となっていて、これは狛犬の尾である。


この狛狼の顔と表情は、獰猛な怖い狼のイメージそのものである。
胴体に肋骨が現れ、後足の筋肉を強調した姿から敏捷さを良く出している。
ところが、太く短い前足に走り毛を表現しているのと、尾の形は狛犬の表現である。
これは、武蔵御嶽神社で信仰されている「大口真神」を「おいぬさま」と呼んで信仰してきたことに由るものではないか。
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撮影日:2014年7月12日
この狛狼は、大口真神社前に居る。
大口真神社は大口真神(御嶽神社の眷属である狼)を祭り、本社玉垣内にある。

年代:昭和14年(1939)
材質:石造
型式:他眷属型-狼
右側に阿形の狼。
蹲踞している。たてがみが長く肩から胸まで流れている。


耳を立て、眉も頬髯も流れてダイナミック。
目を怒らせ、歯が鋭く牙も大きくて、獰猛で威嚇している表情。


左側に吽形の狼。
蹲踞している。たてがみが長く肩から胸まで流れている。


耳を立て、眉も頬髯も流れてダイナミック。
目を怒らせ、口は閉じているが鋭い歯と大きな牙をむき出して、獰猛な表情で、こちらを注視している。


本来の狼の尾は筒状なのだが、この狛狼の尾は異なる。
三つの大きな炎が立つ尾となっていて、これは狛犬の尾である。


この狛狼の顔と表情は、獰猛な怖い狼のイメージそのものである。
胴体に肋骨が現れ、後足の筋肉を強調した姿から敏捷さを良く出している。
ところが、太く短い前足に走り毛を表現しているのと、尾の形は狛犬の表現である。
これは、武蔵御嶽神社で信仰されている「大口真神」を「おいぬさま」と呼んで信仰してきたことに由るものではないか。
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コメント
No title
四季歩さん、こんにちは
なるほど、真神と言うのは狼だったのですね。すると、狼に狼の狛犬と言う訳で、普通の神社とは異なる感じですね。
それにしても、この駒狼、よくできていますよね。加えて、保存状態も良いですし。
なるほど、真神と言うのは狼だったのですね。すると、狼に狼の狛犬と言う訳で、普通の神社とは異なる感じですね。
それにしても、この駒狼、よくできていますよね。加えて、保存状態も良いですし。
matsumoさん
コメントありがとうございます。
狛狼としては、青銅製は別として、
石造としては、これが一番きれいだと
思います。
武蔵御嶽神社には、本当に良い狛犬が
揃っています。
狛狼としては、青銅製は別として、
石造としては、これが一番きれいだと
思います。
武蔵御嶽神社には、本当に良い狛犬が
揃っています。