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青面金剛立像/板橋区窪口の庚申塔

20191102

所在地:東京都板橋区徳丸5-32-9徳丸三ツ和公園
撮影日:2018年11月17日

今回の庚申塔は、公園の隅の道沿いに屋根を設けて祀られている。
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窪口の庚申塔は、徳丸講講中12人により寛延3年(1750)徳丸小字窪に建立、庚申講の中心として利用されてきたといいます。いつしか安楽寺参道に移されていたものを、平成17年当地に安置したようです。

特筆すべきは、この塔を造立した講は現在も「窪口庚申講」として存続し、活動していることです。
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庚申塔 寛延3(1750)日月雲 青面金剛立像合掌型六臂。像の表面は風化のため
丸くなっていて顔などははっきりしないが、光背の文字は比較的読みやすい。
右脇に「奉造立庚申尊像」左脇に造立年月日が刻まれていた。

足の両脇に二鶏。足下に邪鬼の姿は無く、三猿だけが頼りなく彫られている。

塔身は駒形。
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銘文は、右側に「奉造立庚申尊像」左側に「寛延三庚午年二月吉日」と刻まれている。

塔身:駒形
主尊:一面六臂青面金剛像
日月:筋彫り、瑞雲付き
主尊の特徴:一面六臂、岩の上に立つ。
本手:合掌
他の手が持つ法具:法輪、弓、矢、三叉矛
脇侍:二鶏、三猿
造立年代:寛延3年(1750)

日月は筋彫り、瑞雲付き。
風化がかなり進んでしまい、主尊の顔、頭の装飾、表情はわからない。
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本手は合掌。
右側が上は法輪、下は弓。
左側は上が三叉矛、下は矢。
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青面金剛は岩の上に立つ。
左右に鶏が居るのが、なんとかわかる。
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風化が進んでわかり難いが、岩の下に三猿が居るのが辛うじてわかる。
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現在は屋根で大切に保護されているが、風化がかなり進んでいて、造作はほとんどわからない。
しかし説明には、庚申講がいまでも活動されていると書かれていて、とても胸が熱くなった。
大事な歴史を、いつまでも伝えていっていただきたい。



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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

今でも庚申講が活動しているとは大したものですね。夜に寝ないで過ごすのでしょうか。

この公園、赤塚植物園から歩いて行ける所にようですので、年末か年始に「シボバシラ」の撮影に行った際、帰りに寄りたいと思います。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
今では、どのように活動されているか
判りませんが、地域の絆を大切にされているのは、
確かだと思います。
だいたい、どこの庚申塔をみても、地域の方に
大切に守られていますね。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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