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東京国立博物館/本館・「博物館に初もうで」展&東洋館・「人・神・自然」展

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一昨年から通うようになった、トーハクの「博物館に初もうで」展に、1月2日に行ってきました。

本館ロビー
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正面階段ステージに展示されていたのは、山根由美氏(真生流家元)のいけばな。
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「博物蟹初もうで」展は本館特別1・2室に展示されていた。
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特に気に入ったもののみを紹介しておきます。

〇方格規矩四神鏡
青銅 中国 後漢時代・1世紀
十二支は時間(年月日)や空間(方位)を表す文字。
「子」(鼠)は北を示した。
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〇隼人石像碑拓本
聖武天皇の皇太子の墓とされる「那富山墓」には、墓の周りに立石が四石あり、そのうちの一石は、人身獣頭をもつ鼠で、上部には「北」と刻まれている。
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〇十二支図
渡辺南岳筆
江戸時代・18~19世紀
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〇六臂マハーカーラ立像
中国 清時代・17~18世紀
鼠は大黒さんのお使いという事で、大黒さんのもとになったマハーカーラを展示。
マハーカーラは、日本では大国主神と同一視され、柔和な姿の大黒天として親しまれているが、本来は「大いなる暗黒」を意味するシヴァ神の別名。仏敵から守る護法尊として信仰される。
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〇大黒天立像
木造 江戸時代
俵の上に立つ姿の大黒天は、商売繁盛の仏として親しまれた。
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〇白磁宝珠に鼠形筆洗
平戸焼 江戸時代
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〇染付大根鼠図大皿
伊万里 江戸時代
大黒天は豊穣の神として広く親しまれており、白ねずみは大黒天の使いとされている。
「大根食うねずみ」を「大黒ねずみ」にかけたユニークな判じもの。
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〇艶姿七福神 大黒
鳥居清満 江戸時代
中央の遊女は、三味線の撥を手に持ち、鼠と戯れています。着物には湧雲文様の大袋があしらわれています。その姿は、鼠を使者とし、米俵と大袋を持つ大黒天を連想させる。福の神を遊女に置き換えた作品。
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〇鼠、猫と遊ぶ娘と子供
鈴木春信 江戸時代
春信は、可憐な美人画によって人気を得た浮世絵師。
本図には、縁側で遊ぶ娘や子供たちと共に、鼠とそれを狙う飼い猫が見えます。江戸時代、鼠はペットとして親しまれ、特に白鼠は福を招くと信じられていました。
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〇鼠草紙
筆者不詳 江戸時代
鼠の権頭と人間の姫君が結婚するという奇想天外なこの物語は、室町時代以降に流行した御伽草子の一つ。夫の正体を知った姫は家を出て、再婚してしまいます。失望した権頭は剃髪出家し、「子阿弥」と名乗って、高野山で猫の御坊と仏道修行に励みました。
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〇麦藁細工の見世物
葛飾北斎 江戸時代・文政3年(1820)
北斎の下絵をもとに麦藁の人形が作られ、浅草金龍寺の境内で披露されました。その見世物を題材にした本図には、琴を弾く諸葛孔明や白象に乗る唐美人の巨大な人形と共に、十二支の動物を表す12面の額絵が表されています。
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右上の額が、牡丹などの植木鉢とともに描かれた鼠。
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「博物蟹初もうで」展を見た後、国宝展示室に行った。

〇「松林図屏風/長谷川等伯」
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それから、近代美術展の部屋に行った。

〇神鹿/竹内久一
木造 彩色 大正元年
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〇執金剛神立像/竹内久一
木造 明治26年(1893)
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普通、邪鬼は金剛神に踏みつけられているものが多いが、これは後ろに引きずられている。
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〇「無我」/横山大観
絹本着色 明治30年(1897)
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〇二神会舞/富岡鉄斎
絹本着色 大正12年(1923)
猿田彦神と天鈿女神を描いたものだ。
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同行していた家族も、見たいものは見て、お腹が空いたというので、館内のレストラン「ゆりの木」に行った。
なんと、160分待ちである。外に出てもけっこう歩かなきゃならないし、順番を取って、前庭で販売している軽食をベンチで食べて、東洋館で展示を見ながら待った。
こんな長時間なら、キャンセルが多いだろうと見込んだとおり、1時間弱待ちでレストランに入れた(嬉)
やはり、レストラン「ゆりの木」の食事は美味しかった。

東洋館では、特別展「人、神、自然」展をしていた。
この展示は撮影禁止だったので、ポスターの表と裏で、どんな展示だったか紹介しておく。
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東洋館の常設展示では、いつもクメール関係の展示に惹かれる。

今回、気が付いたのは、中国の石仏の半分くらいに、獅子が侍っていることだ。
日本の狛犬の原型と言っていい。

〇如来三尊仏龕
石灰岩 唐時代・8世紀
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〇菩薩五尊像
大理石 北斉時代・6世紀
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これは、以前来た時は無かったと思うが、珍しい。
〇九曜像
カンボジア・ネアック・タ・コン・スロック
砂岩 アンコール時代・11~12世紀
左から日輪、月輪、火星、水星、木星、金星、土星、羅矉星、計都星の九曜を表している。
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〇楣(まぐさ)
カンボジア・プラサート・スララウ
アンコール時代・10世紀
プラサート・スララウは、アンコール・トムの北西10キロに位置するヒンドゥー教寺院。深く緻密な浮き彫りが、クメール王国の遺産中屈指の美しさを誇るバンテアイ・スレイ寺院と共通している。
象に乗るのは雷神インドラ。
中央
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右側
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左側
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〇チャクラサンヴァラ父母仏立像
中国・チベットまたはネパール
男女の仏が抱き合う姿で表される父母仏は、チベット仏教に特徴的な仏です。インドでの女神信仰の高まりを受け、男性の仏が妃と交わることで多数の仏たちを生み出すと考えられた。
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踏んづけられているのは、やはり邪鬼だろうか。
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(了)



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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

おっ、博物館の今年の初日にご家族で出かけられたのですね。ところで、この日は「高御座と御帳台」も展示されてたと思いますが、こちらはご覧にならなかったのですか。

レストラン、3時間待ちとはすごいですね。上野公園あるいはアメ横辺りに行けば、食べられる所は色々とあると思いますが、人気がありますね。

それにしても、この博物館、平常展だと大部分のものが撮影OKなのは良いですよね。上記の写真の内「如来三尊仏龕 石灰岩 唐時代・8世紀」は大好きな仏像の1つで、この博物館に行った時は必ず、これを見に行きます。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
「高御座と御帳台」拝観のほうは、ものすごい行列で、
回避しました。
天皇即位に関しては、テレビにて十分に観ていたので、
あの行列ではゆとりを持って十分に観れないのでは、
と思いました。
本館、東洋館には、本当に素晴らしいものが並んで居て、
なかなか見尽くすことができません。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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