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千手千足観音/びわ湖長浜KANNON HOUSE

20200215

所在地:東京都台東区上野2丁目14−27 上野の森ファーストビル 1F
訪問日:2020年1月24日

歴史クラブの「博物館に行こう」グループの企画で、この日は午前中国立科学博物館で見学と昼食、午後はトーハクの「博物館に初もうで」展が26日まで開催しているのでそれを見学、その後不忍池端にある「びわ湖長浜KANNON HOUSE」を訪ねて、千手千足観音を拝観しました。

「びわ湖長浜KANNON HOUSE」は、長浜市の地方創世の取り組みの一つとして平成28年3月にオープンしたもので、「観音の里」と呼ばれる観音信仰の篤い長浜から約2ケ月交替で観音像一軀にお出ましいただき、その紹介と長浜の暮らしとそこに住む人々の営みを紹介している。

正妙寺は、寛弘年間(1004~12年)に地元の豪族・阿蘇津秀道の妻の持仏・千手千足観音を祀り開創されたと伝わっている。あのあたりは主として戦国時代に戦火に見舞われた地帯で、寺も転々としたようで、現在は観音堂だけが山腹に建っている。

グーグルマップに、「びわ湖長浜KANNON HOUSE」が載っていたのでそれを頼りに探したが、入り口がわからず通り越してしまった(笑)
このようにビルが並んでいるところにある。
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入口
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中に入ると、観音さまが安置されていて、その奥には長浜の観光紹介ビデオのブースとなっている。
開放的な空間に安置されているので、よく眺めることが出来た。

千手千足観音立像
木造 漆箔 玉眼 像高 42.1cm 江戸時代
200215senjyu03.jpg


200215senjyu04.jpg


他に例のない「千本の足」を持つ観音像。上半身は裸形で腰布を着し、両脚は膝頭を出して直立する。忿怒相で眉目をいからせ、口を開き、額には縦に第三眼を刻む。頭上は、天冠台上に九つの小面が横に並び、中央には仏面が一段高く載る。右手に錫杖、左手に戟を執り、両手首・足首には環釧を彫出する。脇足は左右各十九本を扇状に半肉彫で表わしている。
200215senjyu05.jpg


他に例を見ない像容であるが、仏像は必ず儀軌・経典によって造られることから、江戸期に当地で独自に創作されたものではなく、かつてこの寺に千足観音があり、戦火に遭って後に復興された可能性もある。また、鎌倉時代の天台系図像集「阿沙縛抄」「白宝抄」に「千足観音」の記載がみられ、この地に千の足を持つ像が伝わる背景には、台密の影響があったことが窺われる。

「千手」はこのように表されている。
200215senjyu06.jpg


「千足」はこのように。
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琵琶湖の周りは私のお気に入りで、30歳のときに白洲正子の「十一面観音巡礼」を読んで、どうしても長浜市高月にある渡岸寺観音堂(向源寺)の十一面観音を見たくて、湖北に旅したのが始まりである。
その時は、三歳の娘が彦根城あたりからグズリ始めて、長浜の国民宿舎に泊まった晩に熱を出して、あわてて現地の医者に連れて行ったアクシデントもあり、よく覚えている。
最近では、2016年夏の青春18キップの旅で、琵琶湖周辺に残る渡来民族の痕跡を神社中心に周った。
また、琵琶湖周辺に行きたくなった。

(了)


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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

この辺り、最近、再開発がされた場所ですね。以前は汚い感じのビルが並んでいた所で、映画館もありました。以前も人通りは少なかったのですが、今もそれほど多くはないです。

千足観音なんて言うのがあるのですか! 千手観音は知っていましたが、足が千足とは初めて聞きました。

それにしても、長浜市、もっと、人通りの多い場所で紹介事業を行うか、せめて、入口辺りに人がわかりやすく、かつ、入る気分になるディスプレイが欲しいですね。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
千手千足観音は、もしかしたらこれだけかも
知れません。
ネットで検索かけても、これしか挙がって
こないですから。
貴重な存在だと思います。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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