阿波国一之宮・大麻比古神社神馬舎前の狛犬
20200629
所在地:徳島県鳴門市大麻町板東字広塚13 大麻比古(おおあさひこ)神社神馬舎前
撮影日:2020年3月23日
「青春18キップの旅2020春」の二日目、四国八十八ケ所第一番札所・霊山寺に参拝後、この神社に参拝しました。
阿波国一之宮・大麻比古神社については、既に記事があります。
その記事を見る
今回の狛犬は、境内に入り神馬舎前の、参道の広い石段の下に居ます。

年代:慶応4年(1868)奉納
材質:石造
型式:特殊型-石碑持ち
まずは台座が、5段にも積み重ねられていて、立派で高いのに驚く。
右側が阿形。たてがみが巻き毛であり獅子。
立ち上がって、石碑の上に前足を載せている。



耳は垂れ、眉はき毛が左右に流れている。目はまん丸でギョロ目、瞳あり。
鼻は扁平で鼻の穴がかなり横の位置。口を開けて舌をのぞかせている。
たわみの大きい上下の唇が二重で、歯列は上下一本ずつ並び、ちょっと乱杭気味、牙は太くで短い。
顎鬚(あごひげ)は前垂れのせいでわからない。
丸っこい、人間味のある顔で、表情は人懐こく笑いかけている感じ。


吽形の獅子が持っている、あるいは前足を載せている石碑は、前垂れで上部ははっきりしないが、
下部には牡丹の花が綺麗に彫られている。


左側が吽形。たてがみが巻き毛であり獅子。
立ち上がって、石碑の上に前足を載せている。



耳は垂れ、眉はき毛が左右に流れている。目はまん丸でギョロ目、瞳あり。
鼻は扁平で鼻の穴がかなり横の位置。
たわみの大きい二重の唇を閉じている。牙をのぞかせている。
顎鬚(あごひげ)は直毛が横に並んで居るが、先がどうなっているか前垂れのせいでわからない。
丸っこい、人間味のある顔で、表情は人懐こく笑いかけている感じ。


吽形の獅子が持っている、あるいは前足を載せている石碑は、前垂れで上部ははっきりしないが、
下部に彫られているのは、「仙人が霞を吸い込んでいる姿」だと私は解釈した。
「煙草を吸っている」とか、社名に引っ掛けて「大麻を吸っている」と記事にしている人が多いが。


前足を石碑に載せて立ち上がっている。
前足に巻き毛、身体と後足には綿毛があり、後足の走り毛も後ろから見るとよくわかる。
ふさふさと毛深い表現となっている。
爪は大きくて鋭い。

尾であるが、基本的に尾立ち型。
巻き毛が、ウワーッと立ち上がって、それが全体に一本にまとまって立っている。


年代は、平成14年(2002)3月奉納。
ちなみに、9月には明治に改元となっている。

今回の狛犬は、石碑を持っている、あるいは石碑に前足を載せているという、
極めて特殊なかたち。もしかしたら、ここにしか無いかもしれない。
広島型のバリエーションとも云える。広島型は大きな玉の上に前足を載せている。
顔は、唇が二重なことと、目がギョロ目、人間臭い顔ということで、これは浪花型の顔である。
狛犬の記事一覧を見る
撮影日:2020年3月23日
「青春18キップの旅2020春」の二日目、四国八十八ケ所第一番札所・霊山寺に参拝後、この神社に参拝しました。
阿波国一之宮・大麻比古神社については、既に記事があります。
その記事を見る
今回の狛犬は、境内に入り神馬舎前の、参道の広い石段の下に居ます。

年代:慶応4年(1868)奉納
材質:石造
型式:特殊型-石碑持ち
まずは台座が、5段にも積み重ねられていて、立派で高いのに驚く。
右側が阿形。たてがみが巻き毛であり獅子。
立ち上がって、石碑の上に前足を載せている。



耳は垂れ、眉はき毛が左右に流れている。目はまん丸でギョロ目、瞳あり。
鼻は扁平で鼻の穴がかなり横の位置。口を開けて舌をのぞかせている。
たわみの大きい上下の唇が二重で、歯列は上下一本ずつ並び、ちょっと乱杭気味、牙は太くで短い。
顎鬚(あごひげ)は前垂れのせいでわからない。
丸っこい、人間味のある顔で、表情は人懐こく笑いかけている感じ。


吽形の獅子が持っている、あるいは前足を載せている石碑は、前垂れで上部ははっきりしないが、
下部には牡丹の花が綺麗に彫られている。


左側が吽形。たてがみが巻き毛であり獅子。
立ち上がって、石碑の上に前足を載せている。



耳は垂れ、眉はき毛が左右に流れている。目はまん丸でギョロ目、瞳あり。
鼻は扁平で鼻の穴がかなり横の位置。
たわみの大きい二重の唇を閉じている。牙をのぞかせている。
顎鬚(あごひげ)は直毛が横に並んで居るが、先がどうなっているか前垂れのせいでわからない。
丸っこい、人間味のある顔で、表情は人懐こく笑いかけている感じ。


吽形の獅子が持っている、あるいは前足を載せている石碑は、前垂れで上部ははっきりしないが、
下部に彫られているのは、「仙人が霞を吸い込んでいる姿」だと私は解釈した。
「煙草を吸っている」とか、社名に引っ掛けて「大麻を吸っている」と記事にしている人が多いが。


前足を石碑に載せて立ち上がっている。
前足に巻き毛、身体と後足には綿毛があり、後足の走り毛も後ろから見るとよくわかる。
ふさふさと毛深い表現となっている。
爪は大きくて鋭い。

尾であるが、基本的に尾立ち型。
巻き毛が、ウワーッと立ち上がって、それが全体に一本にまとまって立っている。


年代は、平成14年(2002)3月奉納。
ちなみに、9月には明治に改元となっている。

今回の狛犬は、石碑を持っている、あるいは石碑に前足を載せているという、
極めて特殊なかたち。もしかしたら、ここにしか無いかもしれない。
広島型のバリエーションとも云える。広島型は大きな玉の上に前足を載せている。
顔は、唇が二重なことと、目がギョロ目、人間臭い顔ということで、これは浪花型の顔である。
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コメント
No title
四季歩さん、こんにちは
この駒犬、横からの写真だと、後ろ足が曲がっている上、細いので、これで大丈夫かと思ったら、前足は石碑を持っていて、前足の間はその石碑で埋まっているので、重心がそちらにかかって大丈夫なのでしょうね。
それにしても、顔は非常に彫りが深いですね。
この駒犬、横からの写真だと、後ろ足が曲がっている上、細いので、これで大丈夫かと思ったら、前足は石碑を持っていて、前足の間はその石碑で埋まっているので、重心がそちらにかかって大丈夫なのでしょうね。
それにしても、顔は非常に彫りが深いですね。
matsumoさん
コメントありがとうございます。
とても面白い狛犬ですよね。
顔が浪花型の顔で、関東では見かけない顔なので、
matsumoさんの眼には珍しいと思います。
とても面白い狛犬ですよね。
顔が浪花型の顔で、関東では見かけない顔なので、
matsumoさんの眼には珍しいと思います。