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如意輪観音庚申塔/埼玉県川越市

20200905

所在地:埼玉県川越市上老袋自治会集会場
撮影日:2020年7月24日

この庚申塔は、上老袋自治会集会場にある。
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ここにある三基の石仏のうち二基が庚申塔である。
手前から青面金剛庚申塔、次いで地蔵菩薩石仏、奥が今回の如意輪観音を主尊とする庚申塔である。
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塔身:蓮台座角柱の上に主尊
主尊:丸彫り如意輪観音坐像
造立年代:文化三年(1806)

塔身全体
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銘文は、正面に「庚申待供養佛」、「文化三丙寅年三月吉祥日」とあり。
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如意輪観音を載せた角柱は、蓮の台座の上に立つ。
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如意輪観音全身
蓮の花の上に、如意輪観音特有の「輪王座」という座り方をしている。
右手を頬に当てている思惟像。
右腕と左足が欠落している。
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如意輪観音のお顔
風化がすすんでいるが、宝冠と慈愛に満ちた表情はわかる。
右腕は失われているが、頬にあてられた右手が残っている。
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1600年代には、まだ青面金剛が主尊だという形が確立していなかったので、仏像を主尊としている例が多い。
しかし、この像の造立は1800年代なので、青面金剛を主尊とすることが確立されている時代である。
あえて、如意輪観音を主尊としたということは、庚申講の人たちに「思うままに願いをかなえ苦悩を砕く」如意輪観音に対する信仰が強かったと思われる。


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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

如意輪観音ですか。巾着田から高麗神社に行く途中に、確か、「如意輪堂」があったので、そこでもまつられているものだと思います。

それにしても、私にとっては、庚申塔は3匹の猿がいることですので、如意輪観音だけのものって、庚申塔とはわからないと思います。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
「庚申供養」と書いてあるからわかるので、
一般の庚申塔からすると、らしくないですよね。
庚申塔の歴史を探求している立場からでは、
貴重な例となります。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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