讃岐国一之宮・田村神社境内社・歳徳神社の狛犬
20200921
所在地:香川県高松市一宮町字宮東286番地 田村神社境内社・歳徳神社前
参拝日:2020年3月23日
「青春18キップの旅2020春」の二日目、四国八十八ケ所第一番札所・霊山寺、阿波国一之宮・大麻比古神社に参拝後、この神社に参拝しました。
讃岐国一之宮・田村神社については、既に記事があります。
その記事を見る
田村神社の5組目の狛犬ですが、今回の狛犬は境内社・歳徳神社の前に居ます。

年代:不明
材質:青銅製
型式:神殿型
右側が阿形獅子。
長めの前足を真っ直ぐ立て、蹲踞している。


たてがみは、流れて先端が渦を巻いている。
耳は聞き耳を立て水平。眉は中央の巻き毛から吊り上がり、横に連続している怒り眉。
眼は大きく開き睨んでいる。大きな鼻の横に頬が盛り上がっている。
鼻鬚は吊り上がり、顎髭も威勢がよい。
唇のたわみが強調され上下二本ずつの牙が鋭い。歯列は見られず。
表情は、怒り顔で、睨んでいる。


左側が吽形獅子、角あり。


角はけっこう寝ている。
たてがみは、流れて先端が渦を巻いている。
耳は聞き耳を立て水平。眉は中央の巻き毛から吊り上がり、横に連続している怒り眉。
眼は大きく開き睨んでいる。大きな鼻の横に頬が盛り上がっている。
鼻鬚は目立たない。顎髭は威勢がよい。
唇のたわみは控えめ。閉じた口から上の二本の牙が鋭い。
表情は、怒り顔で、しっと見つめている感じ。


胸が前に張り出し、前足はしっかり直立している。
後足は蹲踞。付け根からの足の曲線が明確である。
筋肉が引き締まって、あばらもしっかり出ている。
爪はしっかり大地を捉え、走り毛の表現が綺麗。


尾はうねって立ち上がり、背中に触れてから、3つの房となり直立。


この狛犬は、本来神殿の中に置かれる木製の狛犬の形を青銅で作り、外に置かれたもの。
彫刻家が木に彫り、それを鋳込んだものなので、実に繊細で勢いがあり立派なもの。
神殿型は、阿形が獅子で吽形が狛犬となっているのが基本だが、この狛犬は両方とも獅子のかたちになっているので、製作年代は新しい。
狛犬の記事一覧を見る
参拝日:2020年3月23日
「青春18キップの旅2020春」の二日目、四国八十八ケ所第一番札所・霊山寺、阿波国一之宮・大麻比古神社に参拝後、この神社に参拝しました。
讃岐国一之宮・田村神社については、既に記事があります。
その記事を見る
田村神社の5組目の狛犬ですが、今回の狛犬は境内社・歳徳神社の前に居ます。

年代:不明
材質:青銅製
型式:神殿型
右側が阿形獅子。
長めの前足を真っ直ぐ立て、蹲踞している。


たてがみは、流れて先端が渦を巻いている。
耳は聞き耳を立て水平。眉は中央の巻き毛から吊り上がり、横に連続している怒り眉。
眼は大きく開き睨んでいる。大きな鼻の横に頬が盛り上がっている。
鼻鬚は吊り上がり、顎髭も威勢がよい。
唇のたわみが強調され上下二本ずつの牙が鋭い。歯列は見られず。
表情は、怒り顔で、睨んでいる。


左側が吽形獅子、角あり。


角はけっこう寝ている。
たてがみは、流れて先端が渦を巻いている。
耳は聞き耳を立て水平。眉は中央の巻き毛から吊り上がり、横に連続している怒り眉。
眼は大きく開き睨んでいる。大きな鼻の横に頬が盛り上がっている。
鼻鬚は目立たない。顎髭は威勢がよい。
唇のたわみは控えめ。閉じた口から上の二本の牙が鋭い。
表情は、怒り顔で、しっと見つめている感じ。


胸が前に張り出し、前足はしっかり直立している。
後足は蹲踞。付け根からの足の曲線が明確である。
筋肉が引き締まって、あばらもしっかり出ている。
爪はしっかり大地を捉え、走り毛の表現が綺麗。


尾はうねって立ち上がり、背中に触れてから、3つの房となり直立。


この狛犬は、本来神殿の中に置かれる木製の狛犬の形を青銅で作り、外に置かれたもの。
彫刻家が木に彫り、それを鋳込んだものなので、実に繊細で勢いがあり立派なもの。
神殿型は、阿形が獅子で吽形が狛犬となっているのが基本だが、この狛犬は両方とも獅子のかたちになっているので、製作年代は新しい。
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コメント
No title
四季歩さん、こんにちは
中々、形の良い駒犬ですね。青銅製って、軟らかい石のものよりは経年的にもつのではと思っています。
と言っても、例えば、上野の国立西洋美術館の前庭にあるロダンの銅像は40、50年だったか、屋外の置かれたために、結構、経年変化があったため、その後、フランスの送られて修理され、今は塗料を塗ったような感じになっていますが。
中々、形の良い駒犬ですね。青銅製って、軟らかい石のものよりは経年的にもつのではと思っています。
と言っても、例えば、上野の国立西洋美術館の前庭にあるロダンの銅像は40、50年だったか、屋外の置かれたために、結構、経年変化があったため、その後、フランスの送られて修理され、今は塗料を塗ったような感じになっていますが。
matsumoさん
コメントありがとうございます。
東京の場合は、以前は空気が悪くて酸性雨などで、
問題になっていたので、それで腐食が早かった
のではないかと思います。
東京の場合は、以前は空気が悪くて酸性雨などで、
問題になっていたので、それで腐食が早かった
のではないかと思います。