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一面六臂青面金剛立像/埼玉県川越市

20201202

所在地:埼玉県川越市下老袋 氷川神社前
撮影日:2020年7月24日

この庚申塔は、下老袋の氷川神社前に置かれている。
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コンクリートの祠に収容されているので、横からは見ることができない。
201202kawahika02.jpg


塔身は駒形。
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銘文は正面には見当たらないが、川越市立博物館の資料によれば、「宝暦13年11月吉日」ということである。

塔身:駒形
主尊:一面六臂青面金剛立像
日月:浮き彫り瑞雲付き
主尊の特徴:髪双髷、頭に蛇か髑髏、三眼、邪鬼を踏んで立つ。
本手:合掌
他の手:法輪、弓、矢、鉾を持つ。
脇侍:二鶏、邪鬼、三猿
造立年代:宝暦13年(1763)

日月は浮き彫り瑞雲付きだが、塔身より飛び出した意匠となっている。
201202kawahika04.jpg


青面金剛は、邪鬼を踏んで立つ。
201202kawahika05.jpg


髪は双髷、頭の中央に髑髏と蛇と見えるものが載っている。
三眼で、目は吊り上がらせて、忿怒の表情。
201202kawahika06.jpg


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手は6本あり、本手は合掌。
他の手は、法輪、弓、矢、鉾を持つ。
201202kawahika08.jpg


踏んづけられた邪鬼は、あきらめの表情をしている。
岩から左足を垂らしているのが面白い。
青面金剛の足元、左右に鶏が浮き彫りで刻まれている。
201202kawahika09.jpg


邪鬼の下の岩に刻まれた三猿は、左右の猿は横向き。
普通左右の猿は中央を向いているのだが、これは両方とも左向きなのが珍しい。
右から「見ざる、聞かざる、言わざる」である。
201202kawahika10.jpg



この庚申塔は、風化、磨滅が進んでいて、はっきりしない所が多い。
頭上の髑髏みたいなものがはっきりしないのだが、川口のほうではよく見られる髑髏が、
この辺では見かけないので、もし髑髏なら貴重な存在となるのだが。
邪鬼が岩から左足を垂らしているところとか、
三猿の左右の猿が、中央を向いているのでなく揃って左向きなのが面白く、珍しい。


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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

中々、良い感じの庚申塔ですね。顔も良いし、足下の邪気や猿も良いですし。

ところで、これ、神社が管理していると言うことで、花生けとかがないのでしょうか。これだけの小屋を造っているのですから、普通だったら、地域住民の信仰が厚いと思うのですが。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
ここは、周りの環境綺麗ですし、像もきれいで、
きちんと保存されていると思います。
庚申塔を追いかけていて、いつも感心するのは、
庚申信仰は、もう無くなっていると思われるのに、
庚申塔は地域の皆さんが大切にしていることです。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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