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一面六臂青面金剛立像/埼玉県川越市

20201212

所在地:埼玉県川越市下老袋農民センター前
撮影日:2020年7月24日

この庚申塔は、「下老袋農民センター」前広場の道沿いにある。
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塔身は駒形。
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銘文は台石正面に「下老袋村講中四十七人 宝暦十二年三月二十日」とある。
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塔身:駒形
主尊:一面六臂青面金剛立像
日月:浮き彫り瑞雲付き
主尊の特徴:沙門頭巾をかぶり、邪鬼を踏んで立つ。
本手:剣とショケラを持つ
他の手:法輪、矢、弓、三叉矛。
脇侍:邪鬼、二鶏、三猿
造立年代:宝暦12年(1762)

日月は浮き彫り、瑞雲を長くたなびかせている。
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青面金剛が、邪鬼を踏んで立つ。
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頭に沙門頭巾をかぶっている。
眉を吊り上げ、口をヘの字に固く結んで、忿怒の表情。
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手は六本で、本手は剣とショケラを持つ。
他の手は、法輪、弓、矢、三叉矛を持つ。
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ショケラは、簡単な形容で分かりにくいが、着物を着た女性のようだ。
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踏まれている邪鬼は、ムスッとしてあきらめた表情。
青面金剛の足元左右に鶏がいる。
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三猿は、中央が正面を向いて両手で目を覆っているが、左右の猿は中央を向いて片手でそれぞれ「言わざる、、聞かざる」をして、もう片手は13差し伸べている。
右から「言わざる、見ざる、聞かざる」となっている。
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この庚申塔は、良い石を使っているとみえ、ほとんど風化や磨滅が無く、きれいである。
青面金剛が沙門頭巾をかぶっているのが珍しい。
三猿が変わっていて、中央の猿は両手で「見ざる」をしているが、左右の猿は中央を向いて横向きで、片手で「言わざる、聞かざる」を表現し、もう片方の手は差し伸べている、というダイナミックなものである。



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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

こりゃあ、ものすごく保存状態が良いですね! 250年以上前のものとはとても思えないです。これだけ綺麗だと、後世の修復の可能性もあると思いますが、石の横の部分はそれなりの経年変化が見られますし、修復したようには見えないので、やはり、屋内で保存されていた可能性が高いのではないでしょうか。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
川越の周辺には、江戸城石垣に使用される
伊豆石が時として出回ったようで、保存
状態のいい石仏がたまに見られます。
こういう石仏を見つけたときには、とても
嬉しいですね。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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