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三猿庚申塔/川越市

20210107

所在地:埼玉県川越市大袋248向かい
撮影日:2020年11月21日

道路のT字路のところに、今回の庚申塔はあります。
210107obukuro01.jpg


塔身:駒型
主尊:三猿
上部に光明真言(?)
日月:なし
脇侍:二鶏
造立年代:享保13年(1728)

塔身は駒型。
210107obukuro02.jpg


210107obukuro03.jpg


銘文:
右に 「庚申供養 武州入間郡」
左に 「享保十三戊申年十一月吉日]
210107obukuro04.jpg


問題は、この塔身の構成である。
主部分には、上部に輪と蓮の花が刻まれ、下部に二鶏が刻まれている。そして台座に三猿が刻まれている。
210107obukuro05.jpg


上部に刻まれた幅の広い輪と蓮の花であるが、輪の中にも何か刻まれていたようだが、磨滅していてよく判らない。輪にも何か刻まれていたようだ。
210107obukuro06.jpg


私の推測は、光明真言と大日如来以下5仏の梵字が刻まれていたのではないかと思う。
光明真言の24文字の梵字は、円形に時計回りに刻まれる。
さらにその中に、真ん中に大日如来、上下左右に、阿閦如来、宝生如来、阿弥陀如来、上空成就如来のそれぞれを表す梵字が刻まれた例が狭山市の光明真言供養塔にある。
210107obukuro07.jpg



三猿は、右から「言わざる・聞かざる・見ざる」である。
210107obukuro08.jpg


210107obukuro09.jpg



この庚申塔は、川越市博物館の資料では三猿庚申塔とされているので、それによった。
主尊を、地蔵菩薩とか如意輪観音とか仏像にしている例は多い。
この庚申塔も、構成をみれば上部に何らかの主尊があり、三猿は脇侍としてもおかしくない。
しかし、上部が磨滅しており明確にできないので三猿塔としているのである。



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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

これは、屋根だけの雨避けがある素朴な感じのものですね。ただし、地面の方はしっかりとコンクリートで固められているようですし、また、花もあるので、地域で大切にされているのでしょうね。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
本当に、庚申塔を各地に見て回って感心するのは、
もう庚申信仰は残っていないはずなのに、大事に
されているんですね。
古代から、何にでも神が宿っているとしてきた、
信仰によるものですね。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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