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熊野神社(延喜式内論社)/埼玉県児玉郡上里町

20210112

鎮座地:埼玉県児玉郡上里町堤1204
参拝日:2020年6月29日
主祭神:奇御木野命、奇稲田姫命、豊受姫命

この日は、武蔵国式内社のうち「賀美郡・四坐」を訪ねた。
長幡部神社、今城青八坂稲實神社、今城青坂稲實荒御魂神社、今城青坂稲實池上神社の4坐である。
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関越高速自動車道の上里SAを挟んだ両側に今回の神社が鎮座しているが、この地帯は大変な場所である。下図で左上から流れてきて右下に太い流れになっているのが「利根川」。
それに直前に高崎からと富岡から流れて来た二つの川が合流した「烏川(からすがわ)」が、下から流れて来た「神流川(かんながわ)」と合流して直後に利根川に合流している。
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そのため、この一帯は何度も大洪水に見舞われたことは間違いなく、上記4坐のうち一社が継続しているのは長幡部神社だけで、他の三坐は、上里町の5社と神川町の3社が論社となっている。
で、この日は上里町にある6社を巡拝しました。

最初、天神社からスタート、次いで長幡部神社、七本木神社に参拝し、その後にこの神社に来ました。
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社号標
「延喜式内 今木青坂稲実荒御魂神社」と刻まれている。
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由緒書き
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古来より延喜式内社「今木青坂稲実荒御魂神社」といわれているが確証はない。ただ鎮座地内には平安時代の住居跡があり、熊野神社境内も東堤古墳群に属する墳丘上に鎮座していることから、熊野神社が勧進される前に式内社があった可能性も考えられると、説明がある。

入り口には、朱塗りの両部鳥居がある。
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鳥居の社額には「熊野皇大神」とあり。
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並木に囲まれた気持ちのいい参道。
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参道の右側には、大きな広場がある。
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参道の真ん中辺に、昭和63年(1988)奉納の新しい狛犬が居た。
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拝殿
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向拝はシンプルな造り。
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手挟み、海老虹梁はシンプルだが、曲線が美しい。
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向拝柱の木鼻には獅子。
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中央の蟇股も獅子なのは、珍しい。
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正面の格子戸が目暗になっていて、内部を見ることはできなかった。
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本殿の覆屋も、まったく内部をみることはできない。
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ご祭神については、奇御木野命(くしみけぬのみこと)、奇稲田姫命、豊受姫命とある。
熊野神社なのだが、熊野本宮のご祭神になってはいない。
ここに、このお宮さんの複雑な歴史が表れている。

社殿の背後に境内社が塚の上に並んでいる。
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この塚は、「熊野神社古墳」と云うそうで、神流川右岸の台地上、東堤古墳群に属する円墳だそうです。現状で径8.4mほどの規模である。
「埼玉県古墳詳細分布調査報告書」によると主体部は横穴式石室であることが明らかになっているそうです。

並んでいる境内社は一つ一つ区別はつかないが、資料によれば、倉稲魂命・菅原道真・少彦名命・多紀理毘売命・狹依毘売命・多岐都毘売命・天之穗日命・火産霊命・伊弉冉命・天津日子根命・天照大御神・河菜姫命・表筒男命・中筒男命・底筒男命・菊理媛命・伊弉諾命を併せて祀るといいます。
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これで、この日4社目の参拝を終え、続いて今城青坂稲実池上神社に向かいました。


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Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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