龍勢まつり

20111010

昨日、9日に秩父の吉田地区にて行われる「龍勢まつり」を、テニス仲間の友人と見に行ってきました。
「龍勢まつり」とはどんなものかというと、当地の椋神社に奉納される「農民ロケット」です。
椋神社の由緒はこのような説明があります。
 日本武尊当地赤柴にて道に迷われた折、お持ちになった鉾の先から一条の光が走り、その方向に大きな椋の木が立ち、根方の泉近くに猿田彦大神が立たれ、赤井坂に導かれる。これにより大勝を得られたので、尊は喜ばれて井泉の辺に鉾を神体として猿田彦大神を祀り給うた。
これを当社の創めとする。鉾より光の出た所を光明場(あかしば)という。

そして「龍勢まつり」については、
 椋神社縁起「椋五所大明神由来」(1725)によると、「日本武尊が奉持した鉾より発した光のさまを尊び、後世氏子民が光を飛ばす行事として、往古より神社前方の吉田川原で大火を焚きその燃えさしを力の限り投げて、その光でご神意をなぐさめ奉った。
火薬が発明されるや、これを用いて火花を飛ばし現在の龍勢のもととなった。夜間見るときは星のごとく、よって流星と書き、昼間見るときは雲中に龍の翔るがごとく、よって龍勢とも書く。
 現在の龍勢は松材を真二つに割って中をくり抜きこれに竹の綻(たが)をかけて火薬筒とする。この筒に硝石、炭、硫黄を原料にして黒色火薬を作り、きめ棒をかけやで打って詰め、最後に筒の底に錐で穴をもみ噴射口を開け、背負い物(しょいもの)と共に矢柄(長い竹竿)に組み付けて完成する。背負い物には、唐傘、のろせ、煙火、吊るし傘などがあり上りつめた龍勢から放たれてひらひらと落ちながら秋空をいろどる。
これらの製法は各集落に近年まで伝わり、現在では火薬製造の資格を得た27の流派がこれを受け継いでいる。

会場の近くまで車で行きましたが、駐車場が悩みの種でした。事前の案内には近くの工業団地の駐車場と会場をピストン輸送で結んでいるので、これを推薦していました。
会場までナビに頼って行ったので、工業団地の駐車場より先に会場の前に行ってしまい、怪我の功名でその近くの民間の有料駐車場に停めることができて、これは正解だった。

見物の会場は沢山の人が詰めかけている。
事前に桟敷席(畳一枚分)を購入していたのだが、これが良かった。
111009ryusei01.jpg


打ち上げ流派の招待席には、このような模型などが飾られていて、面白かった。
111009ryusei02.jpg


また会場に、去年打ち上げた火薬筒が展示されていて参考になった。
111009ryusei03.jpg


龍勢を打ち上げるヤグラ周辺は立ち入り禁止で、高いフェンスで囲まれている。
111009ryusei04.jpg


打ち上げの順番がくると、1年間にわたって構想を練り、丹誠込めて作り上げた龍勢をお披露目し、櫓までかついでいきます。
111009ryusei05.jpg


この流派は、威勢がよかった。
111009ryusei06.jpg


111009ryusei07.jpg


細心の注意を払いながら高さ約20メートルの打ち上げヤグラに龍勢をセットします。
ロープで引き上げ、導火線を付け、打ち上げ方向を定めます。
111009ryusei08.jpg


準備の進み具合を、御幣で、口上を述べる「太鼓台」に信号を送る。
111009ryusei09.jpg


太鼓台
111009ryusei10.jpg


111009ryusei11.jpg


準備が完了すると、「東西、トーザイー、ここに掛け置く龍の次第は…これを椋神社にご奉納~。」と口上(こうじょう)を述べて披露します。
111009ryusei12.jpg


口上と言えば、たまたま口上を述べる「太鼓台」の前を通り抜けようとしたとき、急にものすごい人だかりになってしまい、進むのも戻るのもできない状態になってしまった。集まっている若い男女の熱い視線の先を私も見ると太鼓台の上には女性の姿が。
口上が始まる。なかなか良い口上だと思った。合間に歌まで歌ってくれていた。
111009ryusei13.jpg


111009ryusei14.jpg


家に帰ってから調べてみると、秩父が舞台設定の人気アニメ「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。」の主人公たち「超平和バスターズ」が龍勢を奉納したのだそうだ。
9月3日から9月30日の期間に、龍勢会館で配布した「あの花カード」にファンのみなさんが願い事を書いて、1000枚の「あの花カード」を背負って、龍勢が打ち上げられたものだった。
口上を述べていたのは、声優の茅野愛衣さんという人だった。
合間に歌っていた歌は、そのアニメの主題歌だったのかな。
あの時に集まっていたのは、熱心なアニメフォンで、そこに私が紛れ込んでしまったというわけだ(汗)

ちなみにこの龍勢については、そんなわけで写真は撮れなかった。


さて、口上が終わると、 導火線に火がはいり、打ち上げられます。
111009ryusei15.jpg


点火後ごう音とともに、一瞬に龍勢が300~500メートル上空に昇りつめます。
111009ryusei16.jpg


111009ryusei17.jpg


上空に昇りつめた龍勢は仕掛けを披露します。
111009ryusei18.jpg


111009ryusei19.jpg


成功!!
111009ryusei20.jpg


いろいろな龍勢の仕掛けを見てください。落下傘に工夫をこらしています。
111009ryusei21.jpg


111009ryusei22.jpg


111009ryusei23.jpg


111009ryusei24.jpg


沢山の紙飛行機が舞う仕掛けもありました。
111009ryusei25.jpg


このように、ロケット胴体の竹の棒を落下傘でうまく吊って降りてきます。
111009ryusei26.jpg


軟着陸、成功
111009ryusei27.jpg


このように落下傘が燃えたり、開かなかったりして、竹の棒が一直線に落ちてくると、失敗。
111009ryusei28.jpg


111009ryusei29.jpg


一発勝負の難しさ。上がらないロケットもあり。失敗。
111009ryusei30.jpg


また一年研鑽を積んで再チャレンジです。


椋神社の境内で縁起物を売っていたので、頂いてきました。
去年成功した落下傘で作った縁起物で、龍勢にちなみ「家運リュウセイ」、「商売リュウセイ」、学校の成績が「上がる」、大学・高校に「上がる」と言われる縁起物。
111009ryusei31.jpg


今年はじめて行きましたが、十分に楽しめました。
桟敷席の様子もわかったので、来年からは椅子など道具も持参して楽しもうと思う。



スポンサーサイト

trackback

『勝つための正しい知識』は武器になります! :テニス知恵袋

テニスは、試合に対する正しい知識があり、最も正しい方法を選ぶことができれば、当然勝つことができるものです。最高のテクニックがなくても十分に戦えるその方法とは?

コメント

No title

四季歩さん、お久しぶりです。いろんな所へ出掛けられてうらやましいかぎりです。龍勢祭りって聞いたことはありますが私も行ったことはありません。写真を見るとロケットが上がった後の煙が本当に龍みたいですね。日本のお祭りっていろいろあって面白いなと思います。そういえばうちの長男の名には龍の字を使っています。龍のように力強く広い世界をかけてほしいものです。

No title

四季歩さん、こんにちわ

これ、TVで打ち上げ場面のみ観たことがありますが、なるほど、打ち上げまでに色々なパフォーマンスがあるのですね! また、打ち上げ後の花火のことも、初めて知りました。

コメントありがとうございます

パスピエさん
心配してましたが、少し余裕が生まれ
ましたでしょうか。
これは結構楽しかったですね。
龍が入ってる名前、素晴らしいですね。

私も男の子の名前考えてあったのですが、
娘ばかりだったので、つけられませんでした(笑)

matsumoさん
伝統芸能ですから、いろいろあって
面白かったですね。
来年、ぜひ行ってみてください。
非公開コメント
プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード

Pagetop