平家物語より連琵琶「清盛」/上原まり&須田誠舟

20120118

大河ドラマで「平清盛」が始まった。なかなか面白そうだ。
で、欲しくなったのが上原まり演ずる平家物語である。
あの琵琶の音が衝撃的に記憶されていた。
こんな時には、テニス仲間の友人でDVD、CDのコレクター大家がいるのだが、彼に相談するのだ(笑)

頼み方が、今になってみると何とも恥ずかしい頼み方(汗)
「薩摩琵琶の上原まりさんの平家物語が欲しい」

数日もしないで、彼からいただいたのが表題のもの。
CD4枚のセットである。

上原まりさんは筑前琵琶だったんですね(汗)。
このアルバムは、筑前琵琶と薩摩琵琶の「連琵琶」での語り、笛、鳴り物で奏されています。

筑前琵琶と薩摩琵琶の違いは?
上原まりさんと須田誠舟の抱えている琵琶を見れば、外見上の区別はわかります。
筑前琵琶:上原まりさん
auehara.jpg

薩摩琵琶:須田誠舟さん
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ここで、上原まりさんの略歴を:
筑前琵琶旭会総師範・二世柴田旭堂の一人娘として誕生。高校一年時に東京新聞主催邦楽コンクール琵琶部門で3位入賞。「柴田旭艶」の名を持つ。
1966年、宝塚音楽学校入学。第54期生。
1968年に宝塚歌劇団に入団。花組で甲にしき、榛名由梨、安奈淳、松あきらの相手役を務める。
1979年に専科へ移籍。各組公演に特別出演するようになる。
代表作には「ベルサイユのばら」のマリー・アントワネット、「新源氏物語」の藤壺など。
1981年、月組公演「新源氏物語」の藤壺役を最後に退団。
その後は筑前琵琶の語り手として活躍している。


平家物語より連琵琶 清盛(1)
k01.jpg

1 祇園精舎 (05'03")
2 六波羅 (20'27")
3 厳島 (24'27")

平家物語より 連琵琶 清盛(2)
k02.jpg

1 祇園精舎(二) (06'50")
2 祇王 (21'34")
3 鹿谷 (20'52")

平家物語より 連琵琶 清盛(3)
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1 忘れな草忘れな草(14'37")
2 これ以上の愛はこれ以上の愛は(04'04")
3 入道死去 (23'33")

平家物語より 連琵琶 清盛(4)
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1 壇ノ浦 (24'08")
2 大原 (21'09")
3 祇園精舎(四) (03'23")

語り・筑前琵琶:上原まり 語り・楽琵琶:須田誠舟 笛・鳴物:西川浩平
収録:2005年 ビクター山中湖スタジオにて収録


連琵琶によって語られる今回の壮大な抒情詩『平家物語』は、平家の栄耀栄華を決定づける平治の乱を描いた「六波羅」から始まり、「壇ノ浦」において平家が滅亡し「大原」の物語で完結する長大なものです。

これまでの伝統的な琵琶音楽は、そのほとんどが演奏者一人による弾き語りで行なわれてきました。それに対し、この「連琵琶」は、単に筑前と薩摩だけでなく、現在日本に伝承されている様々な琵琶が、この4部作を通して駆使されています。また女声と男声という組み合わせなど、日本の伝統的な琵琶をベースにしながらも、琵琶音楽史上初めての試みとなる、歴史的な作品だということです。
筑前と薩摩という新しい形式“連れ琵琶”による本作は、平家物語のスペシャリストで、大河ドラマ『義経』の制作にも関わった荘奈美氏の台本による書き下ろし。
「琵琶の麗しき第一人者」上原まりが須田誠舟との連琵琶で挑む『平家物語』の決定版となります。


まずは、琵琶についてのお勉強もしました。
ペルシャの楽器ウードが祖先だそうで、それが唐を経て1300年前の日本に伝わった。
初めは「盲僧琵琶」と「樂琵琶」の二つだったが、平家が源氏に敗れたあと、二つの特徴を合わせて改良した琵琶が作られ、天台声明の語り口で「平曲」が語られたという。
「平曲」で語られるのは、ほとんど「平家物語」だそうです。
それだけ、「平家物語」の良さが突出しているんでしょうね。
琵琶は、その後400年ほど前には「薩摩琵琶」が作られ、明治になってから、筑前盲僧琵琶を改良して、三味線の奏法を加えて「筑前琵琶」ができた。
琵琶の本体は桑の木で、バチを当てる面は桐。
薩摩琵琶はバチ面をパチパチとたたくが、筑前琵琶はたたかないそうです。


「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり・・・」誰もがよく知るあのフレーズが琵琶の音と共に流れ始めると、もうどっぷりと「平家物語」ワールドに突入ですね。

そして、上原まりさんの美声と、男声とでの語りが得も言われぬ妖しさとなっています。


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コメント

No title

四季歩さん、こんにちわ

平曲の音源、持っていなかったので、インターネット上で探して、その一部を聴いてみました。女性が歌って(語って)いるものでしたが、中々、いいですね! 「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」と言う辺り、素晴らしいです。聴いてて思ったことは浪曲に似ているなあと言うことで、浪曲は三味線ですが、琵琶と同様にバチを使うので、似ているのかもしれません。

それにしても、平曲は男が語っていたのだと思いますが、今は女性が主力のようですね。これも、浪曲と似ている感じがします。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
いいです。
琵琶の音が、たまらないですね。

浪曲も好きですが、いまは放送がほとんど
ありませんね。
寂しいです。
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四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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