東京国立博物館/「ボストン美術館・日本美術の至宝」展

20120418

4月14日(土)に行ってきました。
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まず「第一章 仏のかたち 神のすがた」です。
いろいろな画像、仏像が展示されていましたが、その中から一点紹介。
弥勒菩薩立像/快慶作
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「第二章 海を渡った二大絵巻」
これは面白かった。

「吉備大臣入唐絵巻」
この部分は、高殿に幽閉されて待たされている吉備大臣が、阿倍仲麻呂の幽鬼の案内で超能力で楼閣を抜け出し、宮殿で検討中の試験問題を盗み聞きする場面。
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このように、説明がされていて、わかりやすく楽しめた。
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「平治物語絵巻 三条殿夜討巻」
その部分。牛車の車輪が回転していて、迫力ある画になっている。
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「第三章 静寂と輝き 中世水墨画と初期狩野派」
なかには、良いなと思った画があったが、ここでは省略。

「第四章 華ひらく近世絵画」
長谷川等伯の「竜虎図」は、別途龍の絵を集めて紹介。
俵屋宗達、尾形光琳など良いものがあったが、ここでは省略。
伊藤若冲の「十六羅漢図」があった。部分を紹介。
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「第五章 曽我蕭白」
これを楽しみにしていたのだ。とにかく、シニカルなまなざしとやさしいユーモアが共存する不思議な絵である。

「龐居士・霊昭女図屏風(見立て久米仙人)」
龐居士は中国唐代の隠者であるが、川で洗濯をする娘の足に気を取られ法力をうしなった久米仙人の逸話に通じて描いている。
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「朝比奈首曳図屏風」
腰に大きな岩を括り付けた青鬼と、体を紅潮させた武者が首引きの力比べをしている。
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「商山四皓図屏風」
中国始皇帝による圧政と国乱をさけるため、商山に遁世した四人の公、学者を描いたもの。
部分
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「虎渓三笑図屏風」
僧・慧遠は、俗世に繋がるとして三十余年も寺から虎渓橋より外に出なかったが、詩人の陶淵明と道士の陸修静が訪問した際、見送るときに話に夢中になってこれを渡り越し、虎の鳴声で気づいて三人で大笑したという図である。
部分
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「酔李白図屏風」
詩人李白が、玄宗皇帝が楊貴妃との舟遊びに李白を呼び出そうとしたが、酒家にて酔っていて船に乗らない図である。
部分
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「第六章 アメリカ人を魅了した日本のわざ 刀剣と染織」
いま「居眠り磐音 江戸双紙」を読み進んでいるが、その10巻で主人公の磐音の愛刀「包平」が、斬り合いで刃こぼれをしてしまい、砥ぎに出す。
で、脇差だけの姿で今津屋に行くと主の吉衛門が、今津屋に借金のかたに持ち込まれてそのままになっている刀が蔵にたくさんあるので貸してくれるという。その中から磐音が長い時間をかけて選び出した一剣は、備前長船長義だった。
この展示会でも「備前長船」は3点出品されていたが、残念ながら「長義」は無かったが、この「兼光」は長さも大太刀の部類で磐音が選んだものを彷彿とさせた。
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展示会を見終わってお腹がペコペコ。本館横のホテルオークラレストランで昼食。
その後、桜の時期に公開される庭園を楽しみにしていたのだが、この日はあいにくの雨で公開は中止。
本館の常設展も櫻にちなんだ面白い企画をしていたので、本館も見て歩いた。
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本館の広いこと、迷路なこと(笑)。
クタクタになりました。けど、かなり面白かった。



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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

おっ、雨の中、行かれたのですね。あそこの庭園は雨及びその後、天気が良くなっても地面がベチャベチャの場合は入園できませんので、残念でしたね。

それにしても、最初の部屋以外の展示品、保存状態が良いのには驚きました。有名な平治物語絵巻も素晴らしい保存状態でしたし、着物類も今でも十分、着れそうな感じでしたね。

明治時代の廃仏毀釈、価値観の転換期とは言え、よくこれだけのものが米国に行ってしまったと感心と言うか、残念です。でも、乾燥している米国だからこそ、これだけ保存状態が良かったのかもしれませんが。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
来年は、必ず庭園のお花見をしますから。
今年は桜の時期を外してしまいましたからね。

ほんとうにボストンの所持品、大したものです。
残念ですよね、こんなに沢山のものが流出したわけですから。
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四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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