隅田川畔ウォーク(1)

20120425

市の歴史講座OB「歴史クラブ」の催しで、昨日一日隅田川畔を歩いてきました。
吾妻橋から白髭橋の間の両岸です。隅田七福神の場所が中心でした。正月ではないので、今回は七福神については触れないで回りました。

地下鉄浅草駅から地上に出ると吾妻橋です。すぐにスカイツリーがお出迎え。
120424sumida01.jpg


【吾妻橋】
江戸時代に架設された隅田川の橋としては五番目の橋で、江戸期に架橋された最後の橋でもあった。
江戸時代の300年間に隅田川に架けられた橋は、『千住大橋』、『両国橋』、『新大橋』、『永代橋』、『吾妻橋』 の五橋のみで、多くの町民は不便な渡し船を利用していたわけである。
『吾妻橋』 の名称の由来は諸説ある。
架設当初は 『大川橋』 が正式な橋名であったらしいが、左岸(向島方面) にある 「吾嬬(あづま)神社」 への道筋にあたることから、『吾嬬橋』 とも呼ばれており、これが 『吾妻橋』 に転じたという。
また一説には、幕府押し付けの 『大川橋』 の名称に反発した付近の町民が、江戸の東に位置するこの橋を 『東(あずま)橋』 と呼んでいたからとも伝えられている。
明治 9年(1876) の架け替えの時に、正式に 『吾妻橋』 と命名された。
120424sumida02.jpg


左岸側の橋のたもとに「あづま地蔵」があった。
120424sumida03.jpg


そのちょっと上手に「勝阿波守」の銅像が立っていた。
「勝海舟の銅像を建てる会」から墨田区に寄贈されたもので、明治維新の際江戸を戦禍から救った恩人である。
120424sumida04.jpg


隅田川の遊覧船も、ずいぶん格好いいものがあるので驚いた。
120424sumida05.jpg


隅田公園から牛島神社に歩いて行く途中、スカイツリーが下から全部見える場所があった。
120424sumida06.jpg


【牛島神社】
120424sumida07.jpg


縁起によると、貞観(859-879)のころ慈覚大師が一草庵で須佐之男命の権現である老翁に会い、「師わがために一宇の社を建立せよ、若し国土に騒乱あらば、首に牛頭を戴き、悪魔降伏の形相を現わし、天下安全の守護たらん」との託宣により建立したと伝え、牛御前社と呼ぶようになったとも伝えます。また「江戸名所図会」では、牛島の出崎に位置するところから、牛島の御崎と称えたのを、御前と転称したものであろうと説明しています。本所総鎮守の社として知られています。 また、由緒によると、治承4年(1180)伊豆に旗上げした頼朝が、敗れて房州に逃れ、再挙して隅田川を渡る際には、千葉介常胤が当社に祈願してことなきを得たといいます。

スカイツリーと神職さんのツーショット
120424sumida08.jpg


幾つかあった牛の中で、この牛がよかった。
120424sumida09.jpg


談洲楼烏亭焉馬の狂歌碑
「いそかすは(がずば) 濡れまし物と 夕立の あとよりはるる 堪忍の虹」
120424sumida10.jpg


談洲楼烏亭焉馬は本名中村利貞、字は英祝、通称は和泉屋和助です。寛保3年(1743)生まれ、本所相生町5丁目(現緑1丁目)の大工の棟梁で狂歌や戯文をよくする文化人としても有名でした。談洲楼の号は五世市川団十郎と義兄弟の契りを結んだことから団十郎をもじったもの、また竪川に住むことから立川焉馬、職業が大工であることから「鑿釿言墨曲尺」とも号しました。

八重桜がきれいでした。
120424sumida11.jpg


【三囲(みめぐり)神社】
120424sumida12.jpg


宇迦之御魂神を祀る。旧村社(現在はかつての小梅村にあたる地区にあるが、旧地は須崎村にあったと推測されている)。元、田中稲荷と称した。創立年代は不詳。伝によれば、近江国三井寺の僧源慶が当地に遍歴して来た時、小さな祠のいわれを聞き、社壇の改築をしようと掘ったところ、壺が出土した。その中に、右手に宝珠を、左手にイネを持ち、白狐に跨った老爺の神像があった。このとき、白狐がどこからともなく現れ、その神像の回りを回って死んだ。三囲の名称はここに由来するという。

元禄6年(1693年)、旱魃の時、俳人其角が偶然、当地に来て、地元の者の哀願によって、この神に雨乞いする者に代わって、「遊(ゆ)ふた地や田を見めくりの神ならは」と一句を神前に奉ったところ、翌日、降雨を見た。このことからこの神社の名は広まり、京都の豪商三井氏が江戸に進出すると、その守護神として崇め、三越の本支店に分霊を奉祀した。

日比翁助/石垣の歌碑
「いしがきの 小石大石持ち合ひて 御代は ゆるがぬ 松ヶ枝の色」
120424sumida13.jpg

日比翁助は三越呉服店の会長、近代的百貨店の創始者である。

俳人宝井其角の句碑
「遊(ゆ)ふた地や田を見めくりの神ならは」
120424sumida14.jpg


三柱鳥居
三井邸より移したもので、原型は京都太秦・木嶋神社にあるそうです。
120424sumida15.jpg


三柱鳥居の向かいには、三本足の柱を持つ屋根のついた手水鉢がありました。
120424sumida16.jpg


三囲神社の灯ろうの火袋には三つの穴があいています。
120424sumida17.jpg


120424sumida18.jpg


コンコンさん
享和2年(1802)の奉納
目じりのさがった温和な表情を、ここいら辺では「みめぐりのコンコンさんみてぇだ」と言ったそうである。
120424sumida19.jpg


ライオン像
神社境内の狛犬のそばにライオン像がおかれている。三越百貨店の入り口に置かれているものと同じ像で、2009年に三越から奉納された。かつては池袋三越店頭に設置されていたもので、同店の閉店に伴い、神社からの申し出により、三越と強い縁を持っている事から実現した。
120424sumida20.jpg


【長命寺周辺】
長命寺は、境内が保育園になっており、「保育中なので立ち入り禁止」となっていて入れませんでした。

長命寺桜もち
桜もちの由来は、当店の創業者山本新六が享保二年(1717年、大岡越前守忠相が町奉行になった年)に土手の桜の葉を樽の中に塩漬けにして試みに桜もちというものを考案し、向島の名跡・長命寺の門前にて売り始めました。 その頃より桜の名所でありました隅田堤(墨堤通り)は花見時には多くの人々が集い桜もちが大いに喜ばれました。 これが江戸に於ける桜もちの始まりです。
120424sumida21.jpg


正岡子規仮寓の地の説明板があった。
120424sumida22.jpg

それによると、正岡子規は向島周辺の景色を好み、大学予備門の学生だった時期、長命寺桜もち「山本や」の二階を3ケ月ほど借り、自ら「月香楼」と名付けて滞在、句を詠んだそうである。

墨堤植桜の碑
隅田川の桜は、家綱、吉宗の将軍が植えさせたのと、隅田村の村民の努力ですが、それを榎本武揚の篆額、
濱邨大澥の撰文、宮亀年の彫刻で由来を記したものです。
120424sumida23.jpg


浮世絵などの、当時の絵で説明した説明版もあった。
120424sumida24.jpg


野口雨情の「都鳥の詩」
「都鳥さへ夜長のころは水に歌書く夢も見る」
120424sumida25.jpg


「言問団子桟橋」というのがあった。
120424sumida26.jpg


名にしおはばいざ言問はん都鳥
   我が思ふ人はありやなしやと

隅田川の都鳥はユリカモメだそうです。撮って帰って、はたしてこれがそうかと調べました。
夏羽と冬羽が混ざった状態ですね。
120424sumida27.jpg


隅田川ウォーク(2)に続く




スポンサーサイト

trackback

取材班が直撃!!衝撃事実 :塩谷瞬の二股に真相!

園山真希絵と冨永愛の過去に流失した映像があった!!スクープ特ダネ!

コメント

No title

スカイツリーがまだ下の部分だけしかできていなかったころ、この辺のコースを歩いたことがあります。

東京は史跡や寺社仏閣などがたくさんあって面白いですね。

でも自分がどこへ行ってきたのかわからなくなっちゃうんですよね。「写真を撮りながら歩かないからだよ」と息子にいつも言われています。

このコースでもほとんど、「山本や」でおいしい桜もちを食べたことしか憶えていません。

Jさん

やはり、この辺を歩いたことあるんですね。
私は初めてだったんですが、
とても良いところでした。
来年の正月は、山手七福神か隅田七福神か、
どちらにするか、悩みそうです(笑)

No title

四季歩さん、こんにちは

この辺り、隅田川七福神巡りで何回か、歩いたことがあるのですが、七福神がメインだったので、周りのものはほとんど観ていませんでした。なるほど、色々とあるのですね!! 特に、三柱鳥居には驚きました。

ううん、その内、もう1度、まじめに巡ってみたいと思います。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
私は逆に七福神めぐりの方を、来春楽しみにしています。
やはり、隅田川というのは歴史がありますから、
素晴らしいところだと思います。
非公開コメント
プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード

Pagetop