寄居北条まつり(1)

20120514

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昨日、埼玉県寄居町で行われる「寄居北条まつり」に行ってきました。
河原で合戦の再現が行われることを知ったので、それを見るのを楽しみにしていたのです。

ここには、荒川の流れを見下ろす形で「鉢形城」があったのですが、ちょっと説明しておきます。
鉢形城の歴史
鉢形城は、蛇行する荒川の流れに削られ、切り立った岸壁の上に築かれた多くの郭を持つ城郭です。
いつ築かれたかは明らかではありません。鉢形に陣をはった平将門を追って源経基が鉢形城に入ったという記録や畠山重忠が居城したという伝説がありますが、文明8年(1476年)に長尾景春が主家の山内上杉顕定に叛いて、鉢形城に拠点を構えたのが資料として明らかな最初の出来事・長尾景春の乱です。
この乱を鎮めたのは、扇谷上杉家の家宰を務めていた太田道灌でした。荒川の上流から兵を乗せた筏を流し、岸壁の下に着いた兵士が岩の壁をよじ登り城兵を慌てさせたといいます。
長尾景春の乱が治まった後は山内上杉氏の勢力下に入りました。
しかし、天文15年(1546年)にあったとされる河越夜戦で上杉方が北条氏康に敗れると、山内上杉氏の家臣で鉢形城の城主であった藤田重利は氏康の三男氏邦を娘の大福の婿に迎え、北条氏の体制に組み込まれる事になりました。氏邦は当初長瀞町の天神山城に入りましたが、永禄3年(1560年)には鉢形城を改修し居城としました

北條まつりについて
鉢形城は、戦国時代、豊臣秀吉の全国制覇に最後まで抗した小田原の北条氏の配下にあり、北条早雲から三代目の氏康の三男氏邦が守っていました。守兵は3500名。
この城を攻めた豊臣秀吉軍は、前田利家・上杉景勝・島田利正、徳川家康麾下の浅野長吉、本多忠勝、鳥居元忠 らの連合軍、実に5万の兵でした。
北条方は、それに良く耐え、1ケ月の攻防戦を繰り広げたといわれます。
「北条まつり」は、これを再現しようという祭りです。

10時に寄居駅に着き、とりあえず会場の河原に向かうと、早や河原に集結する軍団と一緒に歩くことになりました。
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途中、イベント会場の「北条華舞台」を通りかかると、ちょうど信州上田の「真田陣太鼓」が演奏していたので、これを聞きました。
なかなか勇壮な演奏で、気分が高まりました。
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会場の玉淀河原です。
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大砲もたくさん並べてあります。対岸の上に鉢形城がありました。
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対岸にも陣地ができています。
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東松山太鼓が演奏されていましたが、続々と武者が集まってきます。
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取材する人も、陣笠をかぶって。
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合戦の進行の相談でしょうか?
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居合のすえもの切を見せてくれるようです。
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実に見事な腕前でした。
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どんどん武者が集まってきます。
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外人さんも参加していますね。
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かわいい女武者もいました。
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おぉ! 武田信玄公もお出ましです(笑)
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見事な甲冑です。
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いずみ保育園の、ちびっこ忍者隊です。
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お父さんが武将、お母さんは雑兵、子供は・・・・・??
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楽しみにしていた琵琶の演奏が12:15からあるので、一旦河原からイベント会場の「北条華舞台」に行きました。タイミングよく一番前の席に座ることが出来てラッキーでした(嬉)

演奏してくれたのは首藤久美子さんという薩摩琵琶では若手の実力者です。
この日首藤久美子さん作詞作曲の「創作琵琶曲 大福(おふく)御前」を初演してくれました。
大福(おふく)御前というのは、北条氏邦の奥方です。
鉢形城を攻撃した豊臣方の藤田信吉(上杉景勝勢の先鋒)は弟であった。大福御前は寄せ手の弟を介して城兵の安全を図った。このため多くの城兵の命が助けられたといわれる。彼女は北条氏邦を追って自刃する。
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演奏のかたわら、首藤さんが琵琶の構造、演奏方法を説明してくれたのは、とてもよかった。
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美しい琵琶です、薩摩琵琶特有の大きなバチは柘植製とのことで、こんなバチを作るのには太い柘植が必要である。
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琵琶の弾き語りは、いつ聴いてもゾクゾクものである。
彼女の演奏は素晴らしいものだった。
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寄居北条まつり(2)へは下記をクリック
http://tamtom.blog44.fc2.com/blog-entry-952.html


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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

おお、面白そうな祭りですね。都区内と言うか、都区内の一部の情報は入りますが、埼玉県の情報はほとんど入手できないので、そのような祭りがあることは初めて知りました。

それにしても、寄居ですか、家からは遠いので、1回切りしか行ったことがありません。それも、ハイキングで、定峰峠から寄居駅までの道を歩いた時で、単に通っただけです。

それにしても、この祭り、鎧武者の参加人数も結構な数のようですね。多分、みなさん、自分のものを持っていて、この時に着るのでしょうね。

なお、祭り等で、屋外で太鼓等の演奏がある場合は、私はポータブル型のWAVE Recorderを持参しています。結構、綺麗に録れますし、家でそれを再生して楽しむこともできますので。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
とても面白かったですね。
甲冑は、「手作り甲冑隊」なんてのもありましたから、
色々と楽しんでいる方が多いのでしょう。

そうなんですよね。
録音すれば、もっと楽しいんですよね。
昔から録音はまったくしたことが無くて、
そのままですが、これからトライしてみましょうか。

No title

四季歩さん、こんにちは。

寄居にこのようなお祭りがあるとは知りませんでした。面白そうですね。それに琵琶の生演奏なんて素敵です!私はお琴と尺八、三味線などの演奏は聴きますが、琵琶の生演奏は聴いたことがありません。今、ちょうど、大河ドラマの「平清盛」で琵琶の演奏がありますが、私が思っていたような激しい演奏ではなかったので(もっとベベンベベンと激しいのかしらと思っていたんです。)、また、そのことのほか美しい音色の良さに興味があるんです。今度聴いてみようかしら?琵琶の演奏者の方、姿勢がいいですね。凛としていてそんな音がきこえてきそう。

パスピエさん

コメントありがとうございます。
来年、ぜひいらしてください。
琵琶の曲は、寄居の大福御前のことを奏者が作詞作曲して
今年が初演だったので、来年も必ず演奏されます。

私は、上原まりさんの「平家物語」のCDを持っていますが、
これも素晴らしいですよ。

琵琶の音もさることながら、語りもまた素晴らしいのです。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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